Pesobitとは?
Pesobit(ペソビット)はフィリピン人のための仮想通貨です。フィリピンの通貨であるPeso(ペソ)にちなんで名づけられたPesobitはインフレに強く現地通貨と手軽に交換可能な仮想通貨を目指しています。Pesobitはビットコインが採用しているエレクトラムウォレットをサポートしています。使いやすく軽量なウォレットは取引をより便利にスピーディーにしてくれることでしょう。
- フィリピン人のための仮想通貨
- ハイブリッドコンセンサスアルゴリズム
- スクリプトによる高速トランザクション
スピーディーな取引
Pesobitはアルゴリズムに独自のスクリプトを採用することで高速取引を可能にしています。
仮想通貨の中でもメジャーなコインといえばビットコインですが、承認までに時間がかかるため、取引のために多くの時間をとられてしまったとこぼす投資家は少なくありません。このような問題を解決するために、イーサリアムなどの仮想通貨は独自のスクリプトを採用することで、取引の高速化を実現しています。Pesobitも同様に高速処理が可能です。
ハイブリッドコンセンサスアルゴリズム
PesobitはPoWとPoSの二種類のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
ビットコインが採用するPoWには外部からの51%の攻撃リスクが指摘されています。外部からの攻撃にさらされると、せっかく保有している仮想通貨が不正な手段で盗難される可能性が有ります。
これを回避するために、新たな仮想通貨ではPoSを採用し、セキュリティーの向上に努めています。PoWとPoS両方のコンセンサスアルゴリズムを採用するタイプをハイブリッドコンセンサスアルゴリズムと呼んでいます。セキュリティーの高さは投資家に安心感をもたらしてくれるはずです。
全体の過半数に占める計算能力を支配することで、不正な取引を正当化させたり、採掘の独占も行うことが可能になります。 現在、51%攻撃を完全に防ぐ明確な技術は実装されていません。ですが、リスクを取って攻撃したユーザーが期待値以上の利益を得ることが難しいため、51%攻撃は行われないといわれています。
51%攻撃(アタック)とは|ブロックチェーンの安全性を脅かす? | CoinHack News(コインハックニュース)
モバイルウォレット
Pesobitは複数のOSをサポートするウォレットを用意していますが、中でも注目できるのは今後提供されるモバイルウォレットです。
スマートフォンによる決済が可能になれば仮想通貨の利便性は格段に向上します。いわゆる中央銀行による管理の必要がない仮想通貨はインフレにも強いため、これまでの通貨に代わる手段として活躍することでしょう。
Pesobitの今
Pesobit (PSB) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
取引開始は2016年です。CoinMarketCapでは2017年11月までの取引しか見れないので、上記の図もその年月までの表示です。ご注意下さい。取引開始後は大きく値を上げ、その後も多少の価格変動がありましたが比較的高値で推移をしていました。
Facebookの投稿によると、ToaCoinと合併するという記事があります。2017年9月の記事です。ToaCoinとは、旅行業界に特化した仮想通貨で、東南アジアを中心としたカフェや旅行代理店での普及を目指しています。今後は、ToaCoinの動向を追ってみる必要があります。