xRapidを採用した初めての銀行「Euro Exim Bank」

Euro Exim Bankは、ロンドンとセントルシアに拠点を構える銀行です。輸入信用状開設や輸出手形の買い取りなど外為金融サービスを専門にしています。2019年、仮想通貨のXRPを国際送金に使用することを発表しました。

Euro Exim Bankが国際送金にXRPを採用したことについて

・流動性の高い送金を実現
・銀行として初めてxRapidを採用

流動性の高い送金を実現

2019年1月9日、リップル社はツイッターにて、リップルネットに新しく13社が加わったことを発表しました。すでに200以上の金融機関がリップルネットに参加していますが、より迅速でローコスト、かつ、透明性の高い国際送金を可能にするために、新たな仲間が続々参加していることを明らかにしています。その新たに加わった13社のうち、5社が流動性の高い送金を実現するためにXRPを新たに利用することになるのですが、その5社のうちの一つがEuro Exim Bankという銀行です。同銀行は、顧客にとって効率的かつ経済的な輸出入をサポートするために、同行のサービスに最も経済的で公平な手段を採用したと語っています。リップル社によると、リップルネットの加入企業は、XRPを用いずとも自社の技術を用いて迅速でローコストな送金が可能としていますが、5社が実際にXRPを採用したことは大きな話題です。実用性が拡大したことで、XRP自体の価値にも良い影響が及ぶと予想されます。

銀行として初めてxRapidを採用

また、Euro Exim Bankは、取引の処理システムにxCurrentとxRapidを導入することも発表しています。特に、XRPを利用して流動性コストを最小にするxRapidは、銀行によって採用された初めての例です。xRapidを利用すると、実際にXRPを保有しなくても、取引所にて送金したい金額がXRPに変換されます。その後、送金先の法定通貨に再度変換されて指定の口座に振り込まれるシステムです。XRPの変換にはわずか数秒しかかからないため、これまでより迅速で低コストな送金が可能になります。なお、Euro Exim Bankは、東アジアやアフリカを成長可能性のある地域と見ており、こうしたドルやユーロへと容易にアクセスできない地域に今回の送金サービスを提供できることを称賛しています。まだサービスを開始したばかりですが、今回のリップルとのパートナーシップに大きな満足を感じているようです。