オーストラリア準備銀行(中銀)のミシェル・バロック副総裁の発言が波紋を呼ぶ




この記事のポイント

・オーストラリア準備銀行(中銀)副総裁の発言
・中央銀行が通貨を支配
・仮想通貨に対する不安

ミシェル・バロック氏の発言

オーストラリア準備銀行(中銀)のミシェル・バロック副総裁はオーストラリア・シドニーで行われた会議の席上で、仮想通貨とオーストラリア通貨の融合についての興味深い発言を行いました。中央銀行の要人が発言したことで仮想通貨投資家たちへの一定の影響を与える結果になりました。ミシェル・バロック氏の発言の趣旨は、デジタル通貨の可能性に関するもので、基本的にはネガティブな発言内容となっています

中央銀行が支配する通貨

現在世界経済は中央銀行が発行する通貨により取引されています。米ドルや日本円もその一つですべてその国の中央銀行が発行しています。中央銀行以外の第三者が通貨を発行することはできず、事実上通貨は中央銀行の支配下にあるといっても過言ではありません。そのような状況の中、仮想通貨は中央銀行が支配する通貨の現状に一石を投じています。仮想通貨が通貨として認められるなら、一般の通貨と同様の地位を獲得し、より信頼性が増すというものです

しかし現状を見てみると、各国は仮想通貨に対するネガティブなイメージを持っています。仮想通貨について詳しい人であれば、仮想通貨の安全性や秘匿性は周知の事実ですが、デジタル化された仮想通貨に対して不安を持つ人は少なくありません。第三者によるハッキングなどの問題、さらには昨今見られるような仮想通貨バブルによる乱高下などもその一つです。これらの状況を改善するためには、仮想通貨がより安定化することが必要ですし、各国政府のサポートも必要不可欠です

デジタル通貨の可能性

ところで今回ミシェル・バロック氏の発言によれば、デジタル通貨がどのように経済的な摩擦に対してソルーションを提供するのかに興味があると述べたものの、デジタル通貨に対してはまだテストされたものではないため、一つのアイデアにすぎないと述べています。つまり仮想通貨に対して一定の理解を示したものの、まだ完全に信頼できるものではないことを明らかにしました。

問題提起

仮想通貨はブロックチェーンを利用することで、安全性が保たれていますし、情報もすべてが記録されているため不正取引についての追跡も可能です。まだ実証段階にさえ達していないという今回のミシェル・バロック氏の発言は、今後仮想通貨が基軸通貨として機能するためにはまだまだ時間が必要だということを暗に示唆しています。