新プロジェクト「Lukso」を開始したFabian Vogelsteller氏




Fabian Vogelsteller氏は、イーサリアムのERC-20トークン標準のコードを開発したドイツ出身の技術者です。ブロックチェーン技術によるファッションとデザインのプロジェクト「Lukso」の創始者でもあり、最近プラハで開催されたイーサリアムカンファレンスの「DevCon4」にて、「リバーシブルICO(RICO)」という新技術を提案したことで注目を集めました。そんなFabian Vogelsteller氏と彼の語るRICOについて見ていきましょう。

Fabian Vogelsteller氏とRICOについて

・ERC-20の開発者
・いつでも資金を引き出せるICO
・ICOから詐欺がなくなるかも

ERC-20の開発者

Fabian Vogelsteller氏は、若くしてHTML、CSS 、PHPを学び、14歳からウェブサイトの構築に励んできたそうです。ドイツヴァイマルのバウハウス大学ヴァイマルでメディアデザインやウェブディベロップメントなどを学んだあと、アメリカに渡りニューヨーク州立大学バッファロー校にて研鑽しました。2015年からイーサリアムのプロジェクトに携わるようになりERC-20を開発、その後2017年10月には、自身のプロジェクトとして「Lukso」を立ち上げています

いつでも資金を引き出せるICO

そんなVogelsteller氏が、先日のプラハで行われた「DevCon4」というイーサリアムのイベントにて、「リバーシブルICO(RICO)」という新しい技術を提案しました。ICOに参加した投資家が、プロジェクトのどの段階においてもいつでも自分の投資した資金を取り戻すことができるというものです。RICOには特別なスマートコントラクトが採用されており、それによっていつでも投資資金を引き出せて、トークンを送り返すという単純な手続きでRICOが可能だと説明しています。また、払い戻されたトークンは別の投資家が買い取れるとのことです。

ICOから詐欺がなくなるかも

Vogelsteller氏によれば、RICOによりICO詐欺を減らせると言います。なぜなら投資家は投資した資金をいつでも引き出せるため、企業側は約束通りプロジェクトを進めるしかないからです。ICOへの投資リスクが大幅に減るわけで、現在、全体の8割が詐欺案件とされるICOを巡る状況が大きく変わるのではないかと期待されています。この新技術のテストは、Vogelsteller氏自身によるファッションとデザインのプロジェクト「Lukso」で行われるそうです。