KingNCoin(キングエヌコイン)の取引は安全?

KingNCoinとは?

KingNCoin(キングエヌコイン)はブロックチェーン技術を利用した仮想通貨です。通貨単位は「KNC」です。2017年に公開され、その後仮想通貨バブルの流れを受け価格が暴騰しました。その後価格は下落し、現在は公開時の水準にまで下がっています。KingNCoinは発行枚数が非常に少なく、アルトコインの中でも希少価値の高い仮想通貨です。しかもマイニングが可能なことから、マイニングを狙ったマイナーたちの参入が目立っています。

KingNCoinの3つの特徴
  • 2017年に公開された新しい仮想通貨
  • 数が非常に少ない
  • ハイブリッドコンセンサスアルゴリズムを採用

わずか2500個の仮想通貨

KingNCoinはアルトコインの中でも非常に数が少ない仮想通貨です。公開時に設定された数はわずか2500枚ですから、数の少なさに驚かれる方も少なくありません。将来的に仮想通貨の数は増加することが計画されていますが、現在取引されているKingNCoinの数は当初と変わっていません。

ハイブリッドコンセンサスアルゴリズム

KingNCoinはPoSを主軸としたハイブリッドタイプのコンセンサスアルゴリズムを採用しています。PoSの利点は保有する仮想通貨の量に従って一定量の配当が得られることです。発行枚数が非常に少ないですが、利回りは年率2%となっているため、銀行利息と比較するとリターンの大きさに驚かれることでしょう。

公平性を確保

KingNCoinが採用するPoSは富の集中による格差の広がりが懸念されています。この問題を回避するため、KingNCoinの開発者チームは富の格差が生じないよう、より公平に仮想通貨を分配することを決めました。そのような背景もあり、発行枚数が少なく設定されています。

トランザクション

KingNCoinのトランザクション方式はビットコインと同じものを採用しています。そのためトランザクション処理には最大で10分程度の時間がかかります。これは投資家にある程度のストレスをもたらす可能性が有ります。

KingNCoinの今後の予想

KingN Coin (KNC) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

取引開始は2017年です。取引開始後は価格が高騰し、その後仮想通貨バブルの流れに乗る形で2017年12月に再高騰しました。2018年以降、ビットコインの急速な値崩れに合わせる形で価格は急落し、公開時の水準にまで下落しています。現在は大きな価格変動もなく価格が推移しています。

ビットコインの弱点を克服した仮想通貨は、たくさん世の中に存在します。そのどれもが、高い機能性やセキュリティ性を売りにしており、ビットコインよりも優れている機能を兼ね備えています。しかし、その分「同じような仮想通貨」という印象が拭いきれず、差別化が出来ていない仮想通貨も多々あります。KingNCoinの機能面・セキュリティ面は、既に他の仮想通貨にも搭載さているものが多く、今後のマーケティングの動きや差別化出来る機能を備えられるかが課題ではないでしょうか。

公式サイトは閉鎖されており、公式Twitterの更新も2017年で止まっています。日本語で解説している記事やサイトも服なく、今後の動向について情報収集を行う際には、海外の情報サイトなどを頼ってみるとよいかもしれません。

国内の仮想通貨取引所ではKingNCoinを扱っていないため、取引は海外の仮想通貨取引所で行います。英語や他の言語の習得が必要になるため、初心者にはハードルが高い通貨と言えるでしょう。

KingNCoinの主な取引所