WhaleCoinはどういった仮想通貨なのか?

WhaleCoinとは?

WhaleCoinはイーサリアム発祥の仮想通貨のひとつで、通貨単位は「WHL」を使っています。

非中央集権型を徹底させるために、権限を分散化して管理し、ソーシャルネットワークを通じて拡散していくように設計されています。

WhaleCoinの3つの特徴
  • ユニークな役割分担
  • 参加の仕方
  • イーサリアムからの派生

ユニークな役割分担

WhaleCoinではホエール・モデレーター・フォロワー・検証者の4つの役割をユーザーが分担するシステムによって非中央集権を実現させています。

ホエールはブロックチェーンでの報酬の分配に関する権限を持っており、モデレーターを選出する権利があります。モデレーターは、ホエールを代表して、フォロワーからの投票によって選出されます。モデレーターは事実上のブロックチェーンの管理者となります。フォロワーは、最も手軽に参加できる手段で、複雑な作業なしでWhaleCoinに参加します。検証者は取引や譲渡、報酬授与において不正がないか監視する役割です。

参加の仕方

WhaleCoinは、ソーシャルネットワークにおける「フォローされる人・フォローする人」という関係を、仮想通貨で表現したものです

ホエールはニュースや動画、情報をユーザーとシェアしていきます。フォロワーはネット上でタスクを実行して報酬を得ます。ネット上の活動をWhaleCoinによって支払うというイメージです。

イーサリアムからの派生

WhaleCoinはイーサリアムから派生した仮想通貨です。そのため、多くの部分でイーサリアムと共通するものがあります。

イーサリアムにはスマートコントラクトという契約そのものを通貨のやり取りに組み込むシステムがありますが、これもWhaleCoinで継承されています。WhaleCoinという通貨の運営によってコミュニティを形成していくのがコンセプトで、コミュニティの成熟度が価値を決定します。

スマートコントラクトについてもっと詳しく
スマートコントラクトをブロックチェーンと組み合わせることで、当事者間の私的な取引をプログラムとしてブロックチェーン上で記載し、契約の執行条件が満たされたら自動的に契約が執行される仕組みを作ることができます。これにより取引に付随する様々な作業を自動で執行できるようになり不正取引が減ったり、世の中の仲介業者がやっていることを自動化できるなど、かなり画期的で、今後の世界を変える可能性を秘めています。
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WhaleCoinの将来性

WhaleCoinは非中央集権型・コミュニティ型の仮想通貨で、コインの価値はコミュニティの強さによって決まるというタイプの通貨です。日本発祥のモナコインと似ていると考えられます。

今後の発展は、コミュニティがどの程度まで成熟するかにかかっています。イーサリアム派生の通貨は数多くあり、その中でも生き残っていく通貨のひとつと言われていますが、今後の価格の推移に注目していきましょう。このタイプの通貨は「何かしらの強み」がないと結局は草コインのままで終わります。情報収集が鍵となるでしょう。

WhaleCoinは頭角を表すことが出来るか?

WhaleCoin (WHL) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

2017に取引が開始されました。取引開始後は価格が高騰し、その後下落しています。再度2018年初頭に値を上げますが、下落し現在は低い価格のまま変動なく推移しています。

イーサリアムをベースとした仮想通貨は多数あるため、頭角を現すことが出来るかがWhaleCoinの将来を左右するでしょう。

WhaleCoinの主な取引所