通信企業SKテレコムの系列会社SKプラネット、ブロックチェーンプロジェクト「ICON」とMOUを取り交わす




この記事のポイント

・マイレージシステム運営会社SKプラネットがブロックチェーンプロジェクト「ICON」と了解覚書を交わす
・SKプラネットはブロックチェーン以前から技術を基盤としたビジネスモデルの研究
・韓国各種業界がブロックチェーン導入に意欲を示している

2018年9月、石油精製業のSKイノベーションや通信企業のSKテレコムを軸とする韓国の財閥SKグループ、その子会社であるSKプラネットが、韓国最大のブロックチェーンプロジェクト「ICON」(アイコン)とMOU(了解覚書)を交わしました。

ICONは韓国のブロックチェーン技術専門企業theloopが開発した「loopchain」という企業向けのブロックチェーンを、パブリック用に改良したものが土台となっています。2017年の9月には、スイスのICON財団を通じICOを実施しています。

SKプラネットは韓国の総人口の約半数以上となる、3500万人のユーザーを持っている、韓国国内で最も利用者数の多い「OKCashbag」というマイレージシステムを運用する会社です。SKプラネットはICONとMOUを交わすことで、このマイレージシステムにブロックチェーン技術を導入していくということです

韓国政府の方針への対応

SKプラネットはICONとの提携以前から、同社のマイレージシステムにブロックチェーン技術を導入する準備を進めており、同年7月にはブロックチェーンを基盤としたシステムの開発に着手したことを発表し、さまざまなビジネスモデルの研究を進めているとしていました。ICONとMOUを交わしたことで、SKプラネットのブロックチェーン技術の統合計画は更に加速することが見込まれています

韓国政府は第4次産業革命の三本柱のひとつを「ブロックチェーン技術」であると公表しており、SKグループのみならず、LGやサムスンといった大手企業、財閥がブロックチェーン技術への関心を示しています

すでにサムスンはカナダのマイニング大手であるSquireマイニングと提携し、専用集積回路(ASIC)の生産を開始、SKプラネットの親会社であるSKは、大手の仮想通貨取引所コルビットに出資をしています。他にも、メッセージアプリ「カカオトーク」の運営会社であるカカオ社が、国内の大手仮想通貨取引所アップビットの運営会社に出資するなど、韓国業界内のブロックチェーン技術への関心はますます広がっていくでしょう。