Tezos財団から資金援助を受けたコーネル大学を紹介




Tezos財団は2017年7月にICOを行い、当時のレートで200億円相当という多額の資金を確保しました。

これほど大規模なICOは珍しく、Tezos財団は仮想通貨の業界の中で一時期話題となります。

しかしTezos財団内で内紛が発生したり、アメリカの証券取引法に関する集団訴訟問題などに直面するなど開発は遅れ、メインネットの立ち上げは2018年9月17日にまで延期されてしまいました。

Tezos財団はICOによって集めた資金をプラットフォーム開発だけでなく、仮想通貨やブロックチェーンにまつわる企業や教育機関への資金援助に利用しました。

今回紹介するコーネル大学も、Tezos財団によって資金援助を受けた機関のひとつです。

コーネル大学の概要


コーネル大学はアメリカ合衆国ニューヨーク州のイサカという街にキャンパスを置く私立大学です。

「アイビーリーグ」という、アメリカ東海岸の名門私立大学の集まりを構成する大学のひとつで、非常に高い教育水準を誇っています。

アイビーリーグとは
アイビーリーグとはアメリカ東海岸の北東部にある8つの名門私立大学の総称です。
構成校はコーネル大学のほかに、ブラウン大学、コロンビア大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学の8つです。
アイビーリーグという名前はこの8校によるカレッジスポーツ連盟の名前としても使われています。
別名で「エンシェント・エイト」とも呼ばれるこの8つの大学の卒業生は多くの分野で活躍しています。

コーネル大学では幅広い分野を学ぶことができ、特に機械工学や建築学、生命科学、経営学、造園学、農学、獣医学、コンピュータ工学などは世界最高峰の水準と言われます。

卒業生は「コーネリアン」という愛称で親しまれており、ノーベル賞6分野すべてで受賞者を輩出するなどその教育水準の高さは実績からも明らかでしょう。

世界の大学をランキングにした「Webometrics Ranking of World Universities」の2015年版でコーネル大学は世界第5位にランクインしています。

またキャンパス内に湖や滝があるなど自然に恵まれた環境下にあるため、コーネル大学は「全米一美しい大学」とも言われています。

Tezos財団から資金援助を受けたコーネル大学の試み


2018年8月9日に、コーネル大学はTezos財団から資金援助を受けることを発表しました。

Tezos財団はブロックチェーン技術やスマートコントラクトと言った仮想通貨の中核となる技術を開発する企業や研究機関に資金援助を行っており、コーネル大学もそのひとつです。

コーネル大学でP2Pシステムやコンピュータネットワーキングなどを研究するEmin Gün Sirer氏は財団からの資金を使ってTezosに使うプロトコルの開発を進めることを発表しています。

またプロトコルの開発に当たってはシャーディングに力を入れていくとのことです。

シャーディングとは
本来のシャーディングとはひとつのデータを複数のサーバで分割して処理することで処理速度などを上げることを指します。
Tezosを始めとするEthreumベースの仮想通貨では、Ethreumのトランザクション処理の速度を向上させるためにひとつのトランザクションを分割し、複数のグループで検証を同時進行させる技術を指す言葉となります。
Ethreumではトランザクションの処理をひとつの「ノード」と呼ばれる地点で処理するのですが、シャーディングではこの処理を「シャード」と呼ばれる複数のグループで行います。

この資金援助が実を結ぶことがあれば、Tezosの処理速度が向上し、より快適に使うことができるようになるでしょう。