アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行総裁ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏は新たな仮想通貨の設計を発表




仮想通貨は非中央集権型の通貨であり、政府など当局の介入を受けないものとして作られました。しかし仮想通貨が一般的に取引されるに至った今、政府が作る仮想通貨も現れ始めています。一例が経済危機に陥っているベネズエラの救世主となるかが注目されている「ペトロ」です。その他にも、アラブ首長国連邦はサウジアラビアと共同で国家支援型仮想通貨を設計していることが明らかになりました。

・アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行総裁ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏が国家支援型仮想通貨の設計を発表
・ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏は新たな通貨の規制要件を定めることを勧告
・アラブ圏ならではの難しさもある

アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行総裁ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏が国家支援型仮想通貨の設計を発表

アラブ圏で仮想通貨が話題になることはあまりありませんが、アラブ首長国連邦(UAE)中央銀行総裁ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏が発表した、サウジアラビアと共同で設計に入った国家支援型仮想通貨のニュースは多くの投資家を驚かせました。ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏によれば、この計画は中央銀行に最新の金融テクノロジーを導入するための試みであるとのことです。とはいえ、この新たな仮想通貨は個人間ではなく、主に銀行間取引に用いられる予定となっています。

ムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏は新たな通貨の規制要件を定めることを勧告

しかし、新たな仮想通貨には消費者保護など多くの課題が残っています。そこでムバラック・ラッシュド・アル・マンショウリ氏は、この新たな仮想通貨の開発に携わる二国の金融規制当局が通貨の規制要件を定めるようにと勧告しました。こうした規制を定めることは仮想通貨の信頼性を高め、ひいては両国の銀行の信用を高めることにつながるでしょう。

アラブ圏ならではの難しさもある

しかしアラブ圏ならではの課題もあります。イスラム教では賭け事が厳しく禁じられています。今のところ仮想通貨はギャンブル性が強いと考えられており、仮想通貨を禁止しているアラブ圏の国も少なくありません。そんな中でアラブ首長国連邦とサウジアラビアが仮想通貨を開発するのには課題も残っているのです。今後アラブ圏が仮想通貨に対して態度を軟化させるかも、仮想通貨市場に大きな影響を与えるものとなります。