PDVSA総裁のManuel Quevedo氏がPetroを使った石油取引に期待感を示す




 

仮想通貨市場は年々広がり続けており、個人投資家や企業などを超えて国が仮想通貨を発行するケースも出てきました。世界に先駆けて仮想通貨を発行したのがベネズエラです。ベネズエラは現在経済危機に瀕しており、情勢が不安定な中で新仮想通貨への期待が高まっています。ではベネズエラが発行する仮想通貨「Petro」について考えましょう。

・ベネズエラの石油大臣Manuel Quevedo氏がPetro導入のためのチームを設立
・Manuel Quevedo氏はPetroが石油取引に使用されることを期待
・Petroによる汚職の懸念

ベネズエラの石油大臣Manuel Quevedo氏がPetro導入のためのチームを設立

ベネズエラでは現在法定通貨のボリバルの価値が低下し続けています。そのため人気を集めているのがビットコインを始めとする仮想通貨です。ベネズエラの大統領であるMaduro氏は石油大臣Manuel Quevedo氏に対し、ベネズエラの国家支援型の仮想通貨Petro導入のためのチーム設立を支持しました。さらにPetroに関しては導入に際して法的基盤を整備するため、また取引を管理するための組織が二つ設立されました。Petroに対するベネズエラの本気度がうかがえます。

Manuel Quevedo氏はPetroが石油取引に使用されることを期待

ベネズエラの国有石油会社PDVSAの総裁でもあるManuel Quevedo氏はPetroが世界的な石油取引に使用されるデジタル通貨となることに自信を示しました。2019年からベネズエラは石油の販売をこのPetroを使って行うとも言われており、世界の仮想通貨市場だけでなく石油市場にどんな影響を与えるかが注目されます。Petroによる石油取引で危機的とも言われる経済状況を改善することができるのかがポイントとなるでしょう。

Petroによる汚職の懸念

Manuel Quevedo氏の自信とは対照的に、有識者の見方は厳しいものがほとんどです。PDVSAの元役員の中にも、Petroによって資金洗浄や密輸などの取引が増えるのではないかと懸念する人もいます。さらにPetroを使った汚職が広がりを見せることも予想され、Petroが本当に石油取引に革命をもたらすものなのか、Manuel Quevedo氏の目論見通りベネズエラの金融危機を改善させることができるのかどうかを判断するためにはもう少し時間がかかりそうです。