仮想通貨取引所Liquid by QuoineのCEO栢森加里矢氏




 

栢森加里矢氏は、仮想通貨取引所Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)の共同創業者であり、現CEOです。

栢森加里矢氏率いるLiquid by Quoine

・2014年シンガポールで創業
・独自トークンの名称を変更
・ユニコーン企業の仲間入り

2014年シンガポールで創業

栢森加里矢氏は東京大学法学部を卒業後、ハーバード大学でMBAを取得します。その後、三菱商事やGlobespan Capital Partnersでシニアロールを担当し、ソフトバンクグループに入社してアジア統括のためにシンガポールに駐在していました。そのかたわら日米やアジアでIT関連のベンチャーや投資に携わり、2014年に同じくシンガポールに駐在していた人物と出会い、ブロックチェーン技術の可能性に共鳴してQUOINEを共同創業します。その後、アジア最大級と言われるまでに仮想通貨取引所の規模を拡大し、2018年には新たな機能を追加して取引所サービスを「Liquid by QUOINE」に移行しました。

独自トークンの名称を変更

「Liquid by QUOINE」は独自トークン「QASH」を発行するのが大きな特徴ですが、2019年2月27日、そのトークンの名称を「Liquid Coin(LQC)」へと変更することが発表されました。LQCは、自国の法定通貨が不安定で国家に影響されない通貨を求めているアジア圏の国々でのユースケースが想定されています。栢森氏によると、Liquid by QUOINEは従来の伝統的な金融経済と仮想通貨による新たな経済の橋渡し的な役目を担い、ブロックチェーン技術を用いた新しい金融サービスの提供を目指しているとのことです。

ユニコーン企業の仲間入り

2019年4月には、Liquid by QUOINEがシリーズCの投資ラウンドにて資金調達を実施し、同社の評価額が10億ドルを超えたことが明らかになりました。これにより、Liquid by QUOINEは創業から5年未満でユニコーン企業の仲間入りをしたことになります。なお、Liquid by QUOINEは、これまでSBI、JAFCO、Mistletoeなどから2000万ドルを超える資金を調達しており、栢森氏によると、その資金は今後、取引所のプラットフォームの開発やセキュリティトークンへの参入など企業のコアとなる部分の強化のために使い、同社をよりグローバルに展開していくことを目指しているそうです。「誰もが金融サービスにアクセスできるような世界を作る」という栢森氏のビジョンがまた一歩前進したと言えるでしょう。