マイ・クリプト・マイン社の社長マーク・スティーブン・ロイヤー氏に緊急の業務停止命令

 

仮想通貨は人気の投資対象とはいえ、いまだに不安定なものであることに変わりはありません。一日のうちに価格が乱高下するということも珍しくないのです。さらに仮想通貨を使った詐欺やトラブルは後を絶たず、大きな被害を受ける投資家もいます。そんな中、仮想通貨投資会社「マイ・クリプト・マイン」と同社の社長であるマーク・スティーブン・ロイヤー氏に関するニュースが飛び込んできました。

・「マイ・クリプト・マイン」はアメリカの仮想通貨投資会社
・マーク・スティーブン・ロイヤー氏が詐欺行為を働いたと米テキサス州証券取引委員会(TSSB)が発表
・米テキサス州証券取引委員会(TSSB)は同社に対し業務停止命令を出した

「マイ・クリプト・マイン」はアメリカの仮想通貨投資会社

「マイ・クリプト・マイン」はアメリカに拠点を置く仮想通貨投資会社です。マーク・スティーブン・ロイヤー氏が社長とされていますが、米テキサス州証券取引委員会(TSSB)の発表ではあくまで「同氏の主張によれば」マイ・クリプト・マイン社の社長であるということのようです。マイ・クリプト・マイン社は保証が付いている高いリターンをもたらす投資を発行している会社であると主張するものの、投資対象となる物件も業務を行う資格も米テキサス州証券取引(TSSB)に登録していません。

マーク・スティーブン・ロイヤー氏が詐欺行為を働いたと米テキサス州証券取引(TSSB)が発表

マイ・クリプト・マイン社の社長であるとされるマーク・スティーブン・ロイヤー氏は、米テキサス州証券(TSSB)の発表によればbitqyという当時0.02米ドルの価値しかなかった仮想通貨がいつか3米ドルに高騰すると保証して投資を推奨するという詐欺行為を働いていました。その後bitqyはその価値の99%を失ったため、実際にマーク・スティーブン・ロイヤー氏の勧め通りbitqyを購入した人は多くの資産を失ったことになります。こうしたことから米テキサス州証券取引委員会(TSSB)は投資家保護の観点から行動を起こしました。

米テキサス州証券取引委員会(TSSB)は同社に対して業務停止命令を出した

米テキサス州証券取引委員会(TSSB)はこうした事態を重く見てマイ・クリプト・マイン社とマーク・スティーブン・ロイヤー氏に緊急の業務停止命令を出しました。マーク・スティーブン・ロイヤー氏はテキサス州内での証券販売を中止し、代理店としての営業もできなくなりました。