「OKCoin」の創設者が香港の土木建築業者「LEAP Holdings Group Ltd」を買収




香港で建築、土木、廃棄物処分などの事業を営むLEAP Holdings Group Ltdが、2019年、仮想通貨取引所「OKCoin」の創設者Star Xu氏によって過半数の株式を取得されたと報じられました。

Xu氏のLEAP Holdings Group Ltd Star買収について

・Xu氏が同社株式の過半数を取得したことが報じられる
・上場への最短経路
・仮想通貨関連企業にとって有効な手法

Xu氏が同社株式の過半数を取得したことが報じられる

LEAP Holdings Group Ltdは、建築や土木工事、および、それに付帯するサービスのほか、建設廃棄物の処分、証券投資、債務サービスなどを営む企業です。2001年に香港にて設立され、2015年に香港証券取引所に上場しています。2019年1月、Star Xu氏は経営権を握るOKC Holdings Corporationを通じて、同社の株式32億株を約6000万ドルで取得したことが伝えられました。これによりXu氏が同社の筆頭株主になります。

上場への最短経路

Xu氏がLEAP Holdings Group Ltdを買収した理由は、自身の運営するOKCoinを香港証券取引所に上場させるためと言われています。この手法は「リバース・テイクオーバー」や「裏口上場」と呼ばれ、未公開企業がすでに上場している企業を買収して、事実上、上場するための方法です。上場審査を回避できるため、時間やコストを抑えつつ上場への最短経路を辿ることができます。日本では無効化されている手法ですが、香港やアメリカでは有効な財務戦略です。実際、2018年には仮想通貨取引所の「Huobi」が上場企業のPantronics Holdingsを買収することによって、香港証券取引所への裏口上場を完了させました。Xu氏の買収が認められると、OKCoinも事実上の上場企業となります。

仮想通貨関連企業にとって有効な手法

香港証券取引所は、市場の健全性や平等性のために、こうした裏口上場には厳しい姿勢を見せるとも伝えられています。しかし、Huobiが認められたように、OKCoinの上場も最終的には認められる可能性が高いとの見方が強いです。政府の仮想通貨規制もあって、香港では仮想通貨関連企業の上場は厳しく、正攻法ではなかなか認められません。2018年以降の相場の低迷やハッキングなどの事件、取引所のインフラ不備などにより、一時期よりその評判は落ちています。そのため、Xu氏のような手法は、仮想通貨関連企業が金融の本流に参入するのに有効と考える専門家も少なくありません。