PoWの効率性を高められるIT企業のIBMリサーチの研究結果




・エネルギーの大量消費を回避できる
・IoTの効率性を高める
・ノードを250~1000のグループに分けて作業する

PoWの問題点

仮想通貨でも最もメジャーで一般でも広くその名を知られているビットコインは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoWを採用しています。数学問題を解くことで、履歴情報の処理を進める作業を指します。しかしこのPoW、計算問題を解くにあって、特殊で大規模なコンピューターを使用しなければなりません。その結果、大量のエネルギーを消費することが問題だとしばしば批判されてきました。しかしIT企業であるIBMリサーチでは、このPoWの承認作業をオーガナイズすることでより作業が効率化でき、現在抱えている問題を解消できる可能性を指摘しました。IBMリサーチの低減が実現できれば、IoTの分野で新しいユースケースを具現化できるかもしれません。

今のままではIoTデバイスでPoWを解決するのは難しい

IoTデバイスとPoWに特化された専用のマイニングハードウェアは計算能力からエネルギーリソースも根本的に異なります。IoTはすでに多くの分野で活用されていて、ポケットサイズの温度センサーから自動車の中でも利用されているほどです。しかし既存のIoTネットワーク内のデバイスを見てみると、PoWの計算問題は処理できる状態ではないです。複雑すぎるためです。

IBMリサーチはこのようなIoTデバイスの抱えている問題点について、ブロックチェーン上でIoTデバイスを使用するためには、最適なエネルギーとリソースを活用する必要があると指摘しています。そのことがブロックチェーンの維持と進展にも寄与するだろうといいます。

IBMリサーチのソリューションは?

IBMリサーチではネットワークの中にあるすべてのノードがマイニング作業を担当しているわけではないことを事実としてつかんでいます。そしてそれをソリューションに活用しようとしています。そしてブロックチェーン環境の中でシミュレーションを行いました。その結果、250~1000程度からなる小さなグループにノードを分けるわけです。そしてどのグループがマイニング作業を行うべきか、アルゴリズムを使って判断します。こうすれば、必要な電力を節約しながら計算を効率的に進めていく仕組みです。ちなみに各ノードで使用される必要なセキュリティについても、アルゴリズムで判断していきます。このため、セキュリティについても十分な担保が保証されるわけです。