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Obsidianが2018年上半期動き出す
Obsidian Systemは2018年6月1日のブログ記事で、Ledgerのハードウェアウォレットのプラットフォームをサポートするためのソフトウェアのリリースを発表しました。
仮想通貨のTezosのサービスをより安定したものとすることが目的です。Obsidian Systemによるとリリース第一弾については、機能の制約が伴うとのことです。セキュリティ上の処置として致し方ないのですが、今後のバージョンアップによって、機能はどんどん追加される予定だと言います。
また一方でLedgerの方でもTezosに関するサポートを現在進行で進めていることを公式にアナウンスしました。Ledgerは仮想通貨の世界では何かと話題のウォレットです。この両者が組むことによって、今後Tezosの価値はどんどん高まる可能性も期待できます。
この記事では、これらの今までの動向を踏まえて今後のLedgerの動きをお伝えします。Ledgerの動向についてのポイントはこの3つです。
- Ledgerのハードウェアウォレットのサポートシステムのリリースを発表
- LedgerでもTezosのサポートを進行していることを認めた
- 今回発表したソフトウェアは二段構えになっている
外部から独立した物理的なボタンとスクリーンを利用することで、トランザクションへの不正アクセスを防ぎます。
引用:【公式】Ledger日本正規代理店 ハードウェアウォレットジャパン
Obsidianによると、Ledger Baking ApplicationとBaker Monitoring Applicationの2つをリリースするようです。
Ledger Baking Applicationはまだ機能面で制約が
Obsidianの発表したところによると、Ledger Baking Applicationに関してはブロックとエンドースメントの署名の機能しか伴っていません。トランザクションへの署名やデリゲートサービスへの設定などは不可能になっています。
しかし先ほども紹介したように、ソフトウェアが今後追加でリリースされますから、その中で機能拡張が進められると見られています。
Baker Monitoring Applicationではモニタリング機能が
そして2番目の今回発表されたソフトウェアの中には、ベーキングのモニタリング機能が搭載されています。「リアルタイムベーカーモニター」とObsidianは発表していました。
しかしどのような機能か、詳細についてはまだ公式発表されていない状態です。
Tezosに参加しやすいサービスも今後発表されるかも
Obsidianの発表によると、今後詳しいマニュアルを作成・配布すると言います。
Tezosのネットワークに興味があるけれども、どのようにして関わればいいのか分からない人もいるでしょう。そのような人に参加の方法についての案内の書かれたマニュアルが今後発表されるとのことです。
ノードとベーカーの設定に関して操作するためのツールの使い方についても配布するプランを立てているとされています。現在のところはまだ実用段階ではないですが、今後の発表が待たれるところです。
Tezosへの期待感につながるニュースになりうるか?
Tezosとのサポートを公式アナウンスしたLedger。話題のウォレットだけに今後の動向が気になりますが、それと比例してTezosのサポートに対する具体的な情報への期待感も高まります。
話題のLedgerとTezosがタッグを組むことになったら、Tezosの価値は更に高まることが期待できます。Tezosの価格にも大きな影響を与えるはずですので、今後の行く末を見守りたいところです。