BCHとXRPの証拠金取引を開始した仮想通貨取引所「クラーケン」

 

クラーケン(Kraken)とは、アメリカ・カリフォルニア州に本拠を多く世界的な仮想通貨取引所です。2018年12月に、ビットコインキャッシュ(BCH)とリップル(XRP)の証拠金取引をスタートすることが発表され、また、2019年3月には日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に入会したことが伝えられています。近い将来、日本居住者向けのサービス再開が期待されている状況です。

クラーケン(Kraken)について

・世界200カ国以上で展開する大手仮想通貨取引所
・ビットコインキャッシュとリップルの証拠金取引サービスをスタート
・日本居住者向けのサービス再開が期待される

世界200カ国以上で展開する大手仮想通貨取引所

クラーケンは、2011年にカリフォルニア州サンフランシスコで設立された金融・ITサービスのPayward(ペイワード)グループが運営する仮想通貨取引所です。ベンチャー企業の強みを生かしながら世界200カ国以上でサービスを展開し、仮想通貨やブロックチェーンの分野において大きなシェアを握っています。2014年、ユーロ建てのビットコイン取引高が世界1位を記録し、現在でもヨーロッパを中心に、アメリカやアジアでのサービスも強化している状況です。デジタル資産を金融における重要なインフラと捉え、中長期的な視野で事業を展開しています。なお、日本でも、日本円に対応した数少ない海外取引所として人気でしたが、2018年4月に、日本居住者向けのサービスをいったん廃止することが発表され、現在、日本居住者は新規アカウント登録できない状況です。

ビットコインキャッシュとリップルの証拠金取引サービスをスタート

そんなクラーケンですが、2018年12月に新たにビットコインキャッシュ(BCH)とリップル(XRP)の証拠金取引サービスをスタートすることを発表しています。これまでも、ビットコインやイーサリアムなどで証拠金取引が可能なクラーケンでしたが、今回2銘柄が加わることによって、これから8種類の銘柄で証拠金取引が可能になります。

日本居住者向けのサービス再開が期待される

また、2019年3月、クラーケンを運営するPaywardグループのアジア部門、Payward Asiaが、日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の第二種会員として入会したことが発表されました。JVCEAの第二種会員とは、仮想通貨交換業としての登録を申請中、および申請予定の事業者のことです。現在、日本居住者向けに取引所サービスを停止しているクラーケンですが、ふたたび日本で利用できる日も近いと期待されています。