Ethos(イーソス)は、Bitquence(ビットクエンス、BQX)という仮想通貨を引き継いだプロジェクトです。2017年の11月によりプロジェクトの意図がわかりやすいようにとEthosに名称が変更になりました。
公式サイトによると、Ethosは「仮想通貨市場を様々な人に参入しやすいものにして経済圏を発展させること」を目的としています。
2009年にビットコインが誕生して以降、多くの仮想通貨が誕生しました。
すでに確認できるだけでもおよそ1500種類以上の仮想通貨が存在します。多くの仮想通貨が生まれ市場が広がりつつある仮想通貨業界ですが、取引所によって扱われている通貨が違うことや送金の難しさなど初心者にとっては参入が難しい部分もあります。
そんな中で、Ethosは全ての仮想通貨を一つのアプリケーションで管理しようとする試みをしています。
一つのアプリケーションで取引から決済までできるようになれば、仮想通貨がより身近に便利なものとして社会に浸透していくことでしょう。
- Ethosとは何か?
- Ethosは様々なウォレットを統合管理できる
- Ethosの管理はユーザー全員で行う
- Ethosの価格は上昇し注目されている
Ethosとは何か?
Ethosとは、仮想通貨を取引するプラットフォームであると同時に仮想通貨の一つでもあります。
Ethosのシステムをベースとして仮想通貨を取引・保管するツールを一般の人にも安全にも使ってもらいたいというのがこのEthosプロジェクトの大きな目的となります。
このビデオではEthosについて簡潔に説明されています。
ウォレットを統合管理できるETHOSの「ユニバーサルウォレット」
ETHOSの最大の特徴といって良いのが、「ユニバーサルウォレット」です。
仮想通貨を保管しておくウォレットは、それぞれの仮想通貨に対して専用のものが必要になります。例えば、Bitcoinを保管するにはBitcoin専用ウォレット、Ethereumを保管するにはEthereum専用ウォレットが持たなければなりません。
このことは複数の仮想通貨を保有している人にとって、取引や実社会の中で使うにあたって非常に面倒になります。
Ethosのユニバーサルウォレットは、それらの専用ウォレットをネットワークでつなげて様々な仮想通貨の取引を一元化して管理できるようなシステムです。
資産を集中させたり、退避させたり、分散させたりすることも一つの画面から行うことができるので、突然の値動きにもいち早く反応して資産を増やしたり守ったりという行動が容易になります。
このユニバーサルウォレットが、Ethosの理念をわかりやすく示していると言えるでしょう。
ユーザーが協力して運営するのがEthos
Ethosのの特徴として、Ethosの投資に関するコミュニティを持っているという点があります。
そのコミュニティのユーザーは、Ethos投資に関してわからないことがあれば質問することができ、専門家のアドバイスを仰ぐことができます。さらに、そのアドバイスが良いと思ったら投票することも可能です。
このシステムによって、ユーザーが投資に参加しやすくなり投票によって、どの投資判断が良かったのか確認することが可能になります。
コミュティに多くの貢献をすることによって、報酬を得ることができます。その貢献度が大きくなると、Ethos エキスパートとして認められることになります。
さらに、今後ユーザー同士が交流できるフォーラムも開始する予定です。
このEthosプロジェクトは、2017年6月にICOを行い取引の対象としての仮想通貨としても注目されています。
ICO当初は約3円でしたが2018年3月には518円に値を上げて、時価総額414億円にもなりました。
システム自体魅力的ですが、通貨も今後値上がりが期待できるのがEthosです。
まとめ
この記事では、Ethosという仮想通貨を紹介しました。 他の仮想通貨とは違って仮想通貨を対象としたサービスであり、そういった意味で特徴ある通貨だと言えます。
しかし、仮想通貨の管理方法というのは今後必ず直面する課題です。今後どのように他の管理方法と差をつけていくのかが非常に重要になってくると思います。
コミュニティーを形成して保有者同士が議論しあえる場を提供するとのことですが、これからどのように実用的になっていくのか楽しみな通貨の一つです。