Kobre & Kim弁護士Jake ChervinskyがSECのETF承認状況についてTwitterで発信!

2018年8月22日にSEC(米国証券取引委員会)は、投資会社プロシェアーズとディレクシオン、グラナイトシェアーズが認可申請を行っていた9種類のビットコインETF(上場投資信託)に対して不認可の判断を下し、仮想通貨市場に大きな衝撃が走りました

・SECがビットコインETFを不認可に!
・Jake Chervinsky弁護士の意見
・ビットコインETFが抱える問題点
・SECがビットコインETFを不認可に!

9つのビットコインETFが却下された理由は、それぞれが上場申請先としたNYSEアーカ取引所とCboe BZX取引所に不備があったからとのことです。ビットコインETFとは、上場投資信託の一部として含まれたビットコインのことで、証券取引所で株などと同様に売買がなされます。今回話題となっているのは、ProFunds Group傘下のプロシェアーズによるビットコインETFで、300億ドル以上の資産運用規模の大手デベロッパー型信託としても注目されていました。

Kobre & Kim法律事務所のJake Chervinsky(ジェイク・ケビンスキー)弁護士の発言

Jake Chervinsky弁護士はプロシェアーズ・ビットコインETFの上場認可に対して、2017年度のETF申請時から注目していて、自らのツイッターで意見を述べています。「これらのETFの上場問題は、非常に重要な凡例となります。SEC・米国証券取引委員会が初めて承認を扱う案件として、今後のステージ設定となるだろう。」と語り、投資家保護の措置を十分に講じるべきと主張しています。

ビットコインETFが抱える問題点

・現時点の仮想通貨市場においては本質的に価格操作の耐性がない
・法規制や投資ルールの不備が価格操作を適切に抑止できない状況を作っている
・市場の完全性を保護するための十分な流通量が無いために、相場が不安定である
・現物市場とETF商品の効果的なアービトラージ(裁定取引)がなされていない
・プロシェアーズETFはデリバティブで、現物のビットコインを取引しないため、ビットコインの価格に関与しない

また潜在的な価格操作など、リスク回避もテーマになるとのことです。実際に2017年12月に仮想通貨市場は驚異的な爆上げをしたのち大暴落で現状に至っています。このような市場操作が簡単になされてしまう仮想通貨市場から、一般の投資家を守る適正な手段を講じるように求めています。このようにケビンスキー弁護士をはじめ多くの専門家が、ビットコインETFを始めとする仮想通貨先物取引市場に懸念を示しているのです。