アメリカ証券取引委員会「SEC」の新任委員に就任した仮想通貨推進派のElad Roisman氏




2018年9月、共和党所属のElad Roisman氏がアメリカ証券取引委員会「SEC」の委員に任命されました。Roisman氏は仮想通貨と自由市場の推進派とされる人物ですが、現在の仮想通貨市場においてビットコインETFの承認が一つの争点ですので、今後の動向に注目が集まっています。

Elad Roisman氏とビットコインETFの上場について

・SECの新任委員に任命される
・ビットコインETFの上場を申請する3社と会合を持つ
・仮想通貨の推進派の同氏の影響力が期待される

SECの新任委員に任命される

Elad Roisman氏は、名門コーネル大学で歴史学を修めたのち、これもまた名門のボストン大学ロースクールで法務博士の学位を取得しました。これまで、アメリカ合衆国上院の銀行・住宅・都市委員会の最高顧問を務め、経済成長、規制緩和、消費者保護などの法整備で重要な役割を果たしてきたという経歴を持ちます。SECの委員については、2018年6月にトランプ大統領にホワイトハウスに招かれ、8月に承認となり、9月に正式に新任委員として任命されました。その際、Roisman氏は、アメリカの資本市場は世界の注目であり、SECの役割にもたいへん重要性を感じていると語っています。

ビットコインETFの上場を申請する3社と会合を持つ

9月にSEC委員に就任したRoisman氏は、翌月にはさっそくSolidX社、CBOE(シカゴ・オプション取引所)、VanEck社の3社の代表と会合を持ち、3社が申請するビットコインETFについて議論したと伝えられています。これら3社は7月にもSECに対してプレゼンを行いましたが、その時の相手はSECのスタッフで、市場監督局やトレーディング部門に向けてのプレゼンでした。今回のRoisman氏との会合でも同じ内容のプレゼン資料を提出したと言われていますが、以前SECに指摘された問題が解決したのでビットコインETFは承認されてしかるべきだとの訴えが強調されているそうです。Roisman氏がどう判断するかに注目が集まっています。

仮想通貨の推進派の同氏の影響力が期待される

Roisman氏は上院銀行委員会が全会一致で承認した全幅の信頼を寄せられる人物であり、同氏の資本市場に与える影響が良い方向に働くはずだと期待されています。また、これまでビットコインETFの承認に反対していた民主党のKara Stein氏のSEC委員の任期が2018年12月で切れるため、今回のことで上場承認も近いのではないかと目されています。