仮想通貨で重要なポイントはいくつかありますが、その一つが匿名性ではないでしょうか。
誰がどのくらいの仮想通貨を持っているのか、どんな取引が行われているのか、その取引で付加された条件は何かといった情報はできるだけ秘密にしておきたいものです。そんな匿名性を高めた仮想通貨の一つがZCoinです。
- 高い匿名性
- 仮想通貨上位20位を狙う人気コイン
- Binanceなどで購入が可能
高い匿名性
ZCoinはビットコインとは異なり、プライバシーを保護できる高い匿名性で有名です。
ビットコインは定期的に作成されるブロックチェーンにすべての取引情報が書き込まれているため、万が一個人情報を盗まれてしまった場合所有している仮想通貨量や取引内容がすべて知られてしまいます。
しかしZCoinはこうした問題を改善し、高い匿名性を確保しました。ゼロコインプロトコルを使用することでゼロ知識証明が行え、匿名性が担保されます。
アドレスの保有者や、その保有者の経済的活動などの情報を隠匿することが可能な技術。
ビットコインを使ってあなたが取引を行い、取引記録が承認されると、あなた自身のアドレスと取引が関連づけらます。あなた自身のアドレス通じて、そのアドレスの以前の所有者の履歴を誰もが見る事もできます。
しかし、ZCoinで使用されているゼロコインプロトコルという技術を用いると、あなたのアドレスと取引の関連づけが困難となり、取引情報を隠匿することができるのです。
また、同じような匿名性が高い仮想通貨にZcashがあります。
Zcashもゼロ知識証明を使用しますが、こちらは完全秘匿性暗号通貨です、いくら送金したかという仮想通貨の取引量についても分かりません。
一方のZcoinでは、取引履歴について送り手と受け手の個人情報を保護しますが、送付量のみは隠さない仕組みです。つまり、ZCoinは送金額を第三者からでも確認出来るのです。
ZCoinは外部から送金額が確認できるため、万が一トラブルが発生した時にも追跡が可能です。
まったく情報がないと追跡も不可能になってしまうため、その点ZCoinはトラブル発生時にも対処できる仮想通貨となります。
Zcash | Zcoin | |
---|---|---|
送金額 | 確認できない | 確認できる |
仮想通貨上位20位を狙う人気コイン
仮想通貨は世界中に多くありますが、そのほとんどが詐欺コインや草コインだと言われています。その中にあってZCoinは数か月で8倍になるなど人気の高いコインになりつつあります。
仮想通貨は価格が低い時に購入しておくと将来的に高騰して多くの利益を得られる可能性のある投資方法です。
時価総額で20位に入るほど人気の仮想通貨になる可能性も秘めているので、今後仮想通貨を購入する方の選択肢の一つとなってくるでしょう。
Binanceなどで購入可能
ZCoinは残念ながら日本国内の仮想通貨取引所・交換所では購入することができません。中国の仮想通貨取引所であるBinance、米国のBittrex、タイのBX Thaikandでの購入が可能です。
もっとも手数料が低いのはBinanceの0.1%ですが、日本語非対応であり、出金制限があるなどのデメリットもあります。
どの仮想通貨取引所でZCoinを購入するかは、それぞれの仮想通貨取引所のメリット・デメリット、自分が欲しい仮想通貨の種類などを比較して決める必要があるでしょう。
まとめ
Zcoinは将来普及するでしょうか?
匿名性が高い通貨というのは匿名性を高めるためにトランザクションが大きくなり、スケーラビリティ問題を起こしやすいです。そのためZcoinがどれほどスケーラビリティ問題を解消できるのかが、ZCoinの将来性を図る上で大きな要素になると思います。
1ブロックあたりに記録できる取引量に限りがあるため、取引量が増えると、送金スピードが遅くなる問題
しかし、匿名性が高いというのは、プライバシーが確保され、決済に向いている一方で、マネーロンダリングや麻薬の売買など違法なことにも使われやすいです。そのため法規制のリスクがある、というのは懸念点です。
今後の動向に注目していきましょう。