仮想通貨はこれからも多くの人が投資する資産となっていくことが予想されます。しかしビットコインやイーサリアムなどメジャーな仮想通貨は、もはや何倍もの高騰を見込むことはできません。
一方で、まだそれほど注目されていない仮想通貨であれば、今後かなりの利益を上げる可能性があります。
そして今後を期待されている仮想通貨の一つがFairCoinです。
FairCoinは、平和関連のプロジェクトを目的とした仮想通貨で、将来が期待されています。
- 競争ではなく協力を利用した仮想通貨
- PoCを使った省エネのネットワーク保護
- 難民問題や平和関連のプロジェクトに使われる
競争ではなく協力を利用した仮想通貨
FairCoinには、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨と全く異なる部分があります。それは、協力を利用した仮想通貨であるということです。
多くの場合仮想通貨は、価格の低い時に仮想通貨を購入し、価格が上昇したら売却するといった取引によって利益を上げることを目的としています。
しかしFairCoinの場合、流通しているのはFairCoopという協同組合の中であり、この協同組合は社会問題や難民問題などを解決するために結成されているものです。
このFairCoopの中では、通常の仮想通貨で使われるブロックチェーン技術とは違い、取引を承認する人(マイナー)があらかじめ決められています。そのため、取引を承認する権限を得ようという競争原理が働きません。
もちろんそれによるデメリットも考えられますが、社会問題の解決を目指すという本来の目標に向かって腰を据えて活動することができるのです。
FairCoopは、利益を上げることを目的としているというよりも、貧困問題を解決するために作られた仮想通貨といえるでしょう。
PoCを使った省エネのネットワーク保護
仮想通貨はブロックチェーン技術を使用しており、仮想通貨で取引するにはブロックチェーンに新しい取引の記録を矛盾なく加えていく必要があります。そして仮想通貨を流通させるためには、その取引の承認作業が必要です。
この承認作業のことをマイニング(採掘)と呼びます。この作業には多くの手順やマシンパワーが必要になるため、世界中の企業や個人に対価を支払うことで分担して行っています。
このマイニングを行う人を決定するシステムとして、これまでの仮想通貨では、「PoW(proof of works)」や「PoS(proof of stake)」という仕組みが用いられてきました。
一番速くマイニングを行った人に取引を承認する権利を与えるという仕組みです。マイニングには多くの手順やマシンパワーが必要となるため、コストがかかるというデメリットがあります。
仮想通貨をより多く保有している人に取引を承認する権利を与えるという仕組みです。PoWのデメリットは解消されますが、通貨の流動性が低下するというデメリットがあります。
しかしFairCoinは、認定された機関だけがチェックを行うことができる「PoC(Proof of Cooperation)」が採用されています。
「PoC」とは、事前に既に信用力が高いと認定された期間だけに取引を承認する権利を与えられるという仕組みです。
従来型の「PoW」や「PoS」では、取引履歴の検証に誰もが参加することができました。しかし「PoC」では発行主体が認めた機関のみしかその作業を行えません。
そのため特定に人にしか承認する権利が与えられないというデメリットがあります。
一方で、不特定多数の機関が検証を行うよりも、効率的で安全性の高い検証を実現しています。さらに、このシステムは通貨発行機関が認める信用性が高い企業や機関に行わせることで、通貨の信頼性を高めているともいえます。
また、従来のPoWでは大きなマシンパワーや人的リソース、そして電力を利用するため、多大なコストが費やされていました。
FairCoinではPoCを採用することによって、検証作業のコストを、従来までの仮想通貨よりも低いものに抑えています。
難民問題や平和関連のプロジェクトに使われる
FairCoinを購入することで難民問題や内戦の解決など、世界の平和と安全に貢献することができます。
さらにFairCoinは価格が非常に安定しているため、将来的には発展途上国での法定通貨のような役割を果たすことも期待されています。
FairCoinの目的は、平和関連のプロジェクトで、これから将来性があるものと言えます。今後の動向には注目していきましょう。