Financial Services and Markets Authority:FSMA規制当局が新たに仮想通貨取引においてブラックリスト企業を発表


この記事のポイント
1.ベルギーの規制当局FSMSが、仮想通貨取引サイトをブラックリストに追加
2.Financial Services and Markets Authority:FSMA規制当局とは
3.日本でも仮想通貨を使った詐欺事件が増加

1.ベルギーの規制当局FSMSが、仮想通貨取引サイトをブラックリストに追加

ベルギーの金融サービスの規制当局であるFinancial Services and Markets Authority: FSMAが、詐欺の疑いのある仮想通貨取引サイト、21サイトをブラックリストに追加しました。これでFinancial Services and Markets Authority: FSMAがブラックリストに登録している、仮想通貨取引サイトは99件になりました。消費者からの報告を受けてによるものですが、ブラックリストに挙げられた仮想通貨取引サイトに対して注意喚起を行っています。

2.Financial Services and Markets Authority:FSMA規制当局とは

今回、詐欺事件でブラックリストに新たな企業を追加した、Financial Services and Markets Authority: FSMAは2011年に設立された公的な機関で、Financial Services and Markets Authority: FSMAのメンバーは、王立の政令によって任命される必要があります。Financial Services and Markets Authority: FSMAはベルギー国立銀行と共に、国内の金融セクターを監督しており、規制当局として、金融市場を監督したり、金融教育の向上を後押ししたりしています。

3.日本でも仮想通貨を使った詐欺事件が増加

仮想通貨に関連した詐欺事件は日本でも増加しており、消費者庁は注意を呼びかけています。例えば、株式会社リードは「誰でも稼げる」を謳い文句に、実際には無価値のアプリを10万円以上で販売して詐欺として逮捕されました。また、ビットコインのハードフォークでビットコインゴールドが誕生した際に、偽Walletへ誘導して秘密鍵を抜き取るという詐欺事件が発生し、結果的に3億円以上の被害が出てしまいました。詐欺事件から身を守るためには、甘い話には乗らない姿勢が何よりも大切ですが、仮想通貨市場の徹底した監督強化が必要であり、それにはFinancial Services and Markets Authority: FSMAの様な存在が必要でしょう。