DevCon4(デブコン4)はどんなカンファレンス?

 

この記事のポイント

■参加人数は2017年カンファレンスの倍以上
■プラハで開催
■満員御礼で希望しても参加できないカンファレンスもアリ

DevCon4は毎年プラハで開催されるイベント

DevCon4(デブコン4)は、毎年プラハで開催されているブロックチェーン技術や仮想通貨に関する情報収集のためのカンファレンスです。2018年は世界各国からたくさんの参加者が足を運び、その数は2017年度の2倍以上だったと言われています。プラハで開催されるブロックチェーン系イベントとしてはかなり大規模なのが特徴で、講演の数だけでも180以上がラインナップされました。そのため、一人ですべての講演を網羅することは不可能なのです。

ブロックチェーン技術関連の企業では、複数のエンジニアたちを送るなどグループ体制での参加が基本となっていましたが、人気が高い講演になると、希望をしても聴講できないものも多かったようです。

会場周辺にはプロジェクトが多く集まる

DevCon4が開催されたイベント会場の周辺では、技術系のエンジニアたちによるミートアップなどが開催されました。バイナンス系ミートアップのようなイーサリアム以外のプロジェクトが多く、そこでも活発な議論が交わされたようです。

ミートアップの場所としては、会場周辺の施設内が一般的で、それぞれあらかじめ、どこでどんなミートアップが開催されるのかが交付されていたため、どの会場でも満員御礼の状態だったようです。多くのミートアップでは、分散化するインターネットにおけるエコシステムの重要性が説かれました。

コピーできないインターネット

DevCon4で注目されていた技術の一つに、イーサリアム2.0があります。これは分散化するエコシステムであり、コピーできないインターネットとして、高いセキュリティを持つネット環境を提供することができるシステムです。イベント内ではWEB3.0と呼ばれることが多く、アップルやグーグルなどもWEB3.0への導入に向けて開発が進められている状況が情報提供されていました。

現在のインターネット環境はWeb2.0と呼ばれていますが、マルチファクター認証やトランザクションの隠蔽やアプリの自動連携など、セキュリティ面で不安な要素が残るものの、使いやすい機能もたくさん持っています。WEB3.0においては、WEb2.0が持つ使いやすさはそのまま残しながら、より高い分散型エコシステムとして進化を遂げることになるでしょう。