Q Exchangeが仮想通貨取引所で抱える問題点




 

この記事のポイント

■Q Exchangeはタイと韓国の合弁企業
■タイの仮想通貨取引所でハブを目指したサービスを提供
■抱える問題が多く、早急な対策が必要

Q Exchangeとは?

Q Exchangeとは、タイと韓国の合弁企業で、仮想通貨の銀行という位置付けてハブ的なサービスを提供することを目指しています。Q Exchangeが仮想通貨取引所だと勘違いするユーザーはとても多いのですが、Q Exchangeは仮想通貨取引所ではなく、リアルな銀行と仮想通貨取引所の間に入って、橋渡し的な役割を担うためのサービスを提供する民間企業の一つです。

Q Exchangeは、タイにおいては2019年の間にタイ国内に70以上の支店を展開することを目標としていますし、韓国企業においてはタイで事業を展開する際には、資金調達や資金移動などの面において大きなメリットが期待出来ると考えているようです。すでに、韓国の大手暗号通貨を取り扱う取引所のUpbit(アップビット)とBithumb(ビットサム)が、タイに事業進出を行う計画を発表しています。

既に問題が浮上

タイにはたくさんの暗号取引市場が存在していますが、現実的に国から認可を受けているものは6つしかありません。法律上は、タイ国内で暗号通貨ビジネスを行う場合には、規制機関となるSECから承認を受けなければいけませんが、申請だけを行って認可がまだ下りていないのに、すでに暗号通貨取引所として営業を始めている未承認の所が急増しています。特に、Q Exchangeが暗号通貨の銀行的な位置付けで営業を開始してからは、外国からの資本流入も増えているため、未承認の取引所は今後も増え続けるのではないかと懸念されています。

ちなみに、タイで認可されている仮想通貨取引所は、 Co. Ltd. (Bx)、Satang Corporation(Tdax)、Bitkub Online、Coin Asset、Cash2coins、東南アジアデジタル取引所(Seadex)です。

タイの規制機関SECが警告

こうした未承認の仮想通貨取引所や企業については、タイの規制機関であるSECがこれまでに何度も警告を発しています。SECが警告を出すのは、未承認で営業しているビジネスだけではなく、未承認のトークンを発行した発行者なども含まれています。しかし、ユーザーの中には、未承認のトークンという点を確認せず投資してしまうという例が後を絶たず、今後はもっとユーザーに知識を普及する活動も必要になっていくことでしょう。