仮想通貨取引所サイバーエージェントビットコインが解散したワケ




 

この記事のポイント

・サイバーエージェントビットコインとは
・サイバーエージェントが仮想通貨への参入を目指したワケ
・コインチェック事件との関連

サイバーエージェントビットコインとは

サイバーエージェントビットコインとはサイバーエージェントが設立した子会社です。サイバーエージェントは新たな事業として仮想通貨取引所の開設を目指し、サーバーエージェントビットコインを作り上げましたが、2018年11月に解散公告を発表し、事実上の解散になりました。新たな仮想通貨取引所の開設に注目が集まっていましたが、設立を断念した背景には何があるのでしょうか。

仮想通貨バブルと仮想通貨事業への参入

サイバーエージェントは2017年10月に仮想通貨取引を含めた新たな事業への投資を明らかにしました。サイバーエージェント自らが指揮をとり、仮想通貨市場への参入を目指したのです。2017年10月といえば仮想通貨バブルが始まり、仮想通貨への投機的な動きが過熱した時期でもあります。ビットコインが瞬く間に上昇し、仮想通貨ビリオネアと呼ばれる人たちが誕生しました。

バブル崩壊とコインチェック事件

この動きに合わせる形でサイバーエージェントが動き出したわけですが、仮想通貨バブルが2018年初旬にはじけ、一気に価格が下落すると市場に不安感が漂い始めました。加えていわゆるコインチェック事件により多額の仮想通貨が流出し、仮想通貨への不安感が最高潮に達します。これが今回のサーバーエージェントビットコインの解散劇につながったとアナリストたちは見ています。

サイバーエージェントビットコインの終焉

もともとサイバーエージェントは自らのノウハウを生かして新たな仮想通貨の開発を目指していました。事業に多額の資金を投資した矢先にこれらの事件が立て続けに発生したことから、仮想通貨への投資を一定期間取りやめることにしたわけです。その後仮想通貨はみるみる値を下げ、2018年10月の段階でバブル時の半値以下にまで落ち込みました。これがサイバーエージェントビットコインの終焉につながったわけです。

これは仮想通貨に対する信頼性がなくなったという意味なのでしょうか。投資家たちは比較的冷静に市場を見ており、サイバーエージェントは機会を改めて事業に参入するものという見方を持っています。仮想通貨が下落しているのは事実ですが、それと同時に仮想通貨の本来の価値があぶり出されてきたと見なす投資家たちも多く、今後の動向に注目しています。