Jihan Wu氏はBitMainの創設者

世界には非常に優秀な人材が数多くおり、仮想通貨やブロックチェーン技術に関心を示しています。すでに大きな成功を収めた人も少なくありません。ただし仮想通貨の世界は非常に不安定であるため、継続的に利益を上げ続けるというのはなかなか難しいものです。その一例がBitMainの創業者であるJihan Wu氏です。

・Jihan Wu氏はマイニング事業を行うBitMainの創業者
・BitMainはマイニングにおいて世界最大のシェアを誇る
・Jihan Wu氏はBitMainの取締役から降格

Jihan Wu氏はマイニング事業を行うBitMainの創業者

Jihan Wu氏は北京大学において経済学や心理学を学んだエンジニアで、2013年にマイニング事業を行うBitMainを設立しました。仮想通貨の世界では知らない人がいないほどの有名人で、2017年には仮想通貨業界でもっとも影響力のある人物にも選ばれているほどです。さらに、BitCoin開発者であるSatoshi Nakamotoのホワイトペーパーを初めて中国語に訳した人としても知られています。

BitMainはマイニングにおいて世界最大のシェアを誇る

Jihan Wu氏が設立したBitMainはマイニング事業において大きな成功を収めてきました。BitMainは二つの子会社を持っており、二つを合わせた世界のマイニングシェア率は30%を超えており、他の追随を許しません。さらにBitMainはBitcoinCashも大量に保有しています。全流通量の約6%を保有していると言われるほどです。ただし2018年におけるBitcoinCashの価格の下落によって多くの損害も被っており、投資家の中にはBitMainが近いうちに破産するのではないかと見る向きもあります。

Jihan Wu氏はBitMainの取締役から降格

2018年11月にBitMainに関するショッキングなニュースが飛び込んできました。BitMainで取締役会の改造が行われ、創設者であるJihan Wu氏が取締役から監督者に降格されたというニュースです。降格の理由については明らかにされていませんが、創設者が企業の意思決定に参加できなくなる異常事態となっています。現在BitMainが保有しているBitcoinCashの売却などが検討されている可能性もあります。BitcoinCashの価格に大きな影響を与えるかもしれない、今回のJihan Wu氏の人事は多くの投資家の注目を集めているのです。