コインベースのマイク・レンプレス氏はアンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍

日本国内でも優秀な人材の引き抜きは行われていますが、海外ではさらに活発に優秀な人材を獲得するための画策が行われています。中には驚くようなヘッドハンティングが行われることもあります。そのようなヘッドハンティングの一つがマイク・レンプレス氏のアンドリーセン・ホロウィッツ社への移籍でしょう。

・マイク・レンプレス氏はコインベースの政策担当だった
・マイク・レンプレス氏は2018年秋にアンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍
・コインベースはさらなる流出を防ぐ対策を講じる

マイク・レンプレス氏はコインベースの政策担当だった

マイク・レンプレス氏といえば、世界でも人気の仮想通貨取引所であるコインベースの政策担当責任者として活躍してきました。それより以前は、法務やコンプライアンスの問題の責任者として長年勤務してきました。コインベースでもその働きは認められており、コインベースがコンプライアンスをしっかり守りながら、投資家の信用を勝ち得ることにマイク・レンプレス氏が貢献してきたと述べています。長年功績を積み上げてきた優秀な人材であると言えるでしょう。

マイク・レンプレス氏は2018年秋にアンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍

そんなマイク・レンプレス氏が、2018年にアンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍したことは驚きをもって受け止められました。アンドリーセン・ホロウィッツ社はシリコンバレーを代表するベンチャーキャピタル企業で、莫大な資金を仮想通貨に投入してきました。アンドリーセン・ホロウィッツ社としても、長年コインベースで経験を積んできたマイク・レンプレス氏の知識と経験を手に入れたいということだったのでしょう。コインベースも、アンドリーセン・ホロウィッツ社に移籍したマイク・レンプレス氏に対してエールを送っています。

コインベースはさらなる流出を防ぐ対策を講じる

しかし、コインベースとしても優秀な人材がどんどん引き抜かれていくのを黙ってみているわけにはいきません。実はコインベースから人材が流出するのはマイク・レンプレス氏が初めてではなく、トレード部門の責任者であったハンター・マーガート氏や、コインベース5番目の社員であったアダム・ホワイト氏も退職したばかりでした。優秀な人材の相次ぐ流出に危機感を募らせたコインベースは、福利厚生を手厚くするとともに従業員に対し最大5,000ドルの補填を行う対策を講じましたが、引き留めに有効かはまだ未知数です。