Lucidityで広告会社の広告が健全化

仮想通貨がよく用いられている分野は様々です。現在では農業や製造業でもブロックチェーンが用いられており、効率よく業務を行うために利用されています。しかしブロックチェーンはさらに広告業にも進出しつつあります。広告業にブロックチェーンをどう使うのか気になるところです。ではブロックチェーン関連広告分析企業である「Lucidity」の動向について見ていきましょう。

この記事のポイント

・Lucidityはブロックチェーン関連広告分析企業
・Lucidityはデジタル広告の持つ問題を大幅に改善
・Lucidityはトヨタ、Saatchi&Saatchiと提携

Lucidityはブロックチェーン関連広告分析企業

Lucidityはブロックチェーンを用いて広告を分析し、問題となっているサイトをあぶり出すといった業務を行っている企業です。現在インターネットの世界ではオンライン広告が非常に多くの顧客を集めており、企業としてもオンライン広告を利用したいところですが、Lucidityはこうしたオンライン広告が健全に運営されるのを助ける働きがあります。

Lucidityはデジタル広告の持つ問題を大幅に改善

デジタル広告は便利である一方で問題点も数多くあります。広告をクリックすると詐欺サイトに入ってしまったり、デジタル広告を利用した結果支払いのトラブルが生じてしまったりするケースがあるのです。しかしLucidityは独自のブロックチェーン技術利用して、詐欺の可能性があるサイトにラベルを付けることができます。これでオンライン広告に透明性がもたらされ、ユーザーたちが安心して広告を閲覧できる環境が整うのです。これは多くの企業にとってメリットのある技術と言えるでしょう。

Lucidityはトヨタ、Saatchi&Saatchiと提携

2018年10月、LucidityはトヨタとSaatchi&Saatchiとの提携を発表しました。Saatchi&Saatchiは世界的な広告会社です。この提携によって、トヨタのデジタル広告が健全化されるとともに、トヨタのサイトへの訪問者が21%増加しました。Saatchi&Saatchiが顧客を引き付ける広告を作り、Lucidityがその広告から詐欺やロボットを排除しているため、どんな人でも安心してトヨタのサイトを閲覧できるのです。今後はLucidityのようにブロックチェーンを用いて広告業に進出する企業も増えていくのかもしれません。