カンボジアのコメ農家の権限を高めるためのプロジェクト「ブロックライス(BlocRice)」




 

「ブロックライス(BlocRice)」とは、国際協力団体のオックスファムが立ち上げた、ブロックチェーン技術を用いてカンボジア米のサプライチェーンを追跡するためのプロジェクトです。サプライチェーンにおけるすべてのプレーヤーが一つのプラットフォームに接続することで、コメ農家の交渉力を高めることを目指しています。

オックスファムとブロックライス(BlocRice)について

・世界から貧困をなくすために活動するオックスファム
・カンボジアのコメ農家の権限を高めるプロジェクト
・ブロックチェーン技術が貧困を生む不公正をなくす

世界から貧困をなくすために活動するオックスファム

オックスファムは、イギリスのオックスフォードで1942年に設立された国際協力団体です。70年以上の歴史を持ち、世界18の国や地域に拠点を構え、世界の90か国以上で貧困に苦しむ人を支援しています。日本にもオックスファム・ジャパンがありましたが、2018年9月をもって解散しました。ともあれ、世界にはまだ多くの人が貧困に苦しんでおり、世界から貧困をなくすためにオックスファムはさまざまな支援活動を行っています。人々が自ら貧困を克服して豊かになるために斬新で実践的な方法を取り入れた活動をしており、今回の「ブロックライス(BlocRice)」もそうした活動の一つです。

カンボジアのコメ農家の権限を高めるプロジェクト

2018年11月、オックスファムはカンボジア産のコメのサプライチェーンを追跡するブロックライス(BlocRice)のプロジェクトを立ち上げたことを正式に発表しました。ブロックライス(BlocRice)は、スマートコントラクトの技術により、コメ農家とオランダのバイヤー間のサプライチェーンの安全性と透明性を確保するプロジェクトです。2022年までに、カンボジアのコメ農家5000人をプロジェクトの対象に拡大すると予定しています。一次生産者であるカンボジアのコメ農家と、カンボジアのコメ輸出業者、そして、ヨーロッパの小売業者の3者間でブロックチェーン技術をテストし、コメ農家の権限と生活の質を高めるのがこのプロジェクトの目的です。

ブロックチェーン技術が貧困を生む不公正をなくす

プロジェクトが進展すれば、コメ農家は従来のように経済的不利に甘んじる必要がなくなると予想されます。生産者の顔が見えるようになるため、強気の交渉が可能になるからです。オックスファムによると、同様にブロックチェーン技術を用いて、社会的、経済的に不利な立場にある人たちが貧困を克服できるよう、貧困を生む不公正をなくすための支援をしていくとのことです。