ヨーロッパに業界団体の欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会が設立




 

この記事のポイント

■業界団体の欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会はブロックチェーン4社から構成
■2018年に設立
■すでにサミットを開催

欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会とは

欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会とは、2018年11月に設立されたばかりの業界団体で、ブロックチェーン技術と大きな関係のある企業4社によって構成されています。欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会を構成する企業は、リップル社やNEM財団、Fetch.AI(フェッチAI)社、カルダノEMURGO社となっています。このうちカルダノEMURGO社は、カルダノブロックチェーン技術を用いてベンチャー企業を支援するビジネスを展開していて、フェッチAI社はスマートコントラクトを用いて開発されたスマート台帳を開発した企業として知られています。

目的はヨーロッパ内での理解の促進

欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会が設立された目的は、ヨーロッパ地域において、ブロックチェーン技術に関する理解を深め、実用化を目指したシステムの構築や促進です。ヨーロッパではたくさんの国がそれぞれ異なる政策論議を展開していて、それらはヨーロッパ全体でみると断片化しています。

ブロックチェーン技術に精通しているエンジニアなら、ブロックチェーン技術について詳しく説明する必要はありませんが、そうした知識がない人たちに対して分かりやすくブロックチェーン技術を説明し、具体的にどんな風に実用化できるのかという理解をしてもらうためには、かなりの時間と労力が要すると考えられているのです。そうした理解を促進する目的で設立されたのが、欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会です。この協会の活躍によって、ヨーロッパ全体のイノベーションの促進につながることが期待されています。

規制環境を構築する目的も

ブロックチェーン技術や仮想通貨に関しては、普及するスピードの方が速く、各国の規制や法整備がまだまだ追いついていないという状況が否めません。そうした状況はヨーロッパにも共通していて、今後は欧州ブロックチェーン(Blockchain for Europe)協会が先導を切って規制環境の構築も手掛けていくことになるでしょう。設立メンバー企業がそれぞれブロックチェーン技術に精通している企業ばかりのため、今後はグローバルに政策を立案したり、学会と対話をとりながらより具体的な実用化に向けての啓蒙活動が行われることになります。