ビットコインのハードフォークで生まれたBitcore

Bitcoreとは?

Bitcoreとは、ビットコインから派生した仮想通貨です。2017年にビットコインからハードフォークされました。通貨単位は「BTX」です。

Bitcoreの3つの特徴
  • ビットコインからハードフォークすることで生まれた
  • 発行上限までまだ長いのでマイニングのメリットがある
  • たくさんの技術改善が図られているコイン

2017年にビットコインからハードフォークすることによって生まれた

Bitcoreは2017年4月に誕生しました。ビットコインからハードフォークという形で誕生してBitsendという機関によって発行されました。

ハードフォークとは?
ハードフォークとはブロックチェーン技術に関する単語です。 1つのブロックチェーンが2つのブロックチェーンへと分岐することを意味します。 ブロックチェーン技術は多くの仮想通貨における中心となる技術概念であり、分散型ネットワークの構築が目的です。(略)
別のルールを持つ新規ブロックチェーンを望む時に、旧来のブロックチェーンから分岐することがハードフォークの本質となります。 新規のブロックチェーンを望むときとは運営上の問題を解決したい時が多いです。
仮想通貨における「ハードフォーク」とは – BiT PORTAL(ビットポータル)

こうした歴史がありますので、基本的なアイディアやシステムはビットコインと変わりません。ハードフォークということで、ビットコインが持っていた技術的デメリットを改善するための機能実装がなされていますが、基本的にはビットコインと似ていると言えるでしょう。

ビットコイハードフォークということで知名度も高く、アルトコインの中でもよく知られているコインですが、他のハードフォークコインに比べると価値は低めです。それほどたくさんのコミュニティーもありませんし、取引量も少なめですので、これからの動きに注目する必要があります。概してビットコインハードフォークは、マーケットでも人気が高く価値上昇の動きが強いので、それと同じようになる可能性もあります。

発行上限の半分を発行、これからまだマイニングができる

Bitcoreはマイニングによって報酬獲得ができます。

発行上限は2,100万枚となっていますが、現在はこの上限の半分ちょっとというところですのでまだ余裕がある状況です。マイニングによって報酬を得たいという人でも、まだこの状態であればチャンスがありますので積極的に参加することを検討できます。

GPU対応などの機能実装もされていますので、効率の良いマイニングを期待できるのもこのBitcoreのメリットと言えるでしょう。

ハードフォーク時に技術改善がかなり図られている

Bitcoreはビットコインのハードフォークコインですので、ハードフォーク時にビットコインが持っているデメリットを解消すべく、たくさんの機能改善がなされました。

前述のマイニング効率上昇もその一つですし、10MBのブロックサイズ設定、SegWit実装などもあります。特にブロックサイズの拡張とSegWitの実装は機能的に非常に重要な改善で、これによってかなり処理スピードが向上しています。

およそ2分から2分半でのブロック生成となっていますので、快適な処理ができるようになっています。

Bitcoreの将来性

Bitcore (BTX) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap

取引開始は2017年です。価格の推移はビットコインとほぼ同じです。2017年年末から2018年初頭にかけて値上がりがあり、現在は大きな変動なく推移しています。

ビットコインからハードフォークした仮想通貨とだけあって注目が集まっているBitcore。ビットコインの弱点を克服した仮想通貨として今後も発展し続けていくことを期待しましょう。

Bitcoreの主な取引所