新しいブロックチェーンプラットフォームを開発するシンガポールのZilliqa社

 

Zilliqa社はシンガポールのブロックチェーン開発企業です。2018年11月に日本の株式会社LayerXとパートナーシップを締結したことを発表しました。

・新しいブロックチェーンプラットフォームを開発するシンガポールの企業
・株式会社LayerXとパートナーシップを締結
・企業との提携を進める

新しいブロックチェーンプラットフォームを開発するシンガポールの企業

Zilliqa社は、ブロックチェーンプラットフォーム「Zilliqa」を提供するシンガポールに本拠を置く企業です。ブロックチェーンプラットフォームの「Zilliqa」とは、安全なDAppsを開発するためのもので、スケーラビリティを良くするために、新しいプロトコルで動く「Sharding(シャーディング)」という仕組みを取り入れています。一般的なパブリックブロックチェーンより200倍もの高速での処理が可能で、1秒当たり2800件以上の取引が処理可能です。また、VISAやマスターカードのようなクレジットカードに匹敵する処理能力を持ちながら、それらより安い手数料で取引ができるようになっています。スマートコントラクトを実装しており、幅広い分野に応用できるプラットフォームとして注目を集める存在です。

株式会社LayerXとパートナーシップを締結

そんなZilliqa社が、2018年11月、株式会社LayerXと公式パートナーシップを結んだことを発表しました。株式会社LayerXとは、アプリ「グノシー」で知られる株式会社 Gunosyとフィンテック企業のAnyPay株式会社の合弁会社で、2018年8月に設立されたばかりです。Gunosyの研究開発チームをベースに事業化されたブロックチェーン技術に特化した会社で、GunosyのCEO福島良典氏が代表を務めています。Zilliqa社がLayerXの公式パートナーとなったことで、今後は日本のエンジニアたちがZilliqaのプラットフォームを使って開発が進められるようになります。また、LayerXは、パートナーとしてZilliqaの技術的なサポートやコード監査などを行っていくことになるようです。

企業との提携を進める

2018年8月にもZilliqa社は、日本初のXML専業ソフトウェア会社として誕生したインフォテリア株式会社(現アステリア株式会社)と事業提携を結びました。また、広告代理店の世界的大手であるMindshareとも提携しており、今後はさらにZilliqaを活用する企業が増え、DAppsの導入が促進されていくことになるでしょう。