Tezos財団がClause Inc.をサポート




Tezos財団は、Tezosブロックチェーンの上にスマートコントラクトの段階層を開発するためにClause Inc.に助成金を交付することを発表しました

Clause Inc.とは、米国に本拠を置くスタートアップです。

Clause Inc.は、Webサービスやエンタープライズソフトウェアを、Clause Inc.のプラットフォームを使用して交渉、実行、および監視することを可能にします。

また、ブロックチェーンシステムに接続するスマートコントラクトのパフォーマンスを、そのプラットフォームを使用して向上させることができます

助成金が発行されることで、どうなるのでしょうか。詳しく説明していきます。

この記事のポイント
  • スマートコントラクトとは
  • Clause Inc.の目指すもの

スマートコントラクトとは

Tezosは、スマートコントラクト技術を持っています。

スマートコントラクトとは

コントラクト(法的契約)を自動的に執行する技術のこと。コンピューター上で、取引内容のスムーズな検証、執行、交渉を行い、第三者を介さずに信用が担保された取引を処理できるという特徴がある。

そして、Clause Inc.という企業は、アコードプロジェクトによって開発された技術を使用しています。

アコードプロジェクトとは、40以上の有力な法律事務所、IBM、R3などで構成されたオープンソースソフトウェアを主導しているプロジェクトです。合法的に実施可能なスマートコントラクトのツールを構築しています。

オープンソースソフトウェアとは

人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれたコンピュータプログラムを、広く一般に公開すること。その言語やプログラムを誰でも自由に取り扱うことができるという考え方。また、そのような考えに基づいて公開されたソフトウェアのこと。

Clause Inc.のチームが目指すもの

この助成金をもって、Clause Inc.のチームは、Ergo言語で構成されているClause Inc.独自の技術を、Michelson言語に変換するソフトウェアを開発し、Tezosのスマートコントラクトを実施可能にします

Clause Inc.のチームが使用しているErgoという言語は法的契約の実行ロジックを取り込むドメイン固有の言語です。ドメイン固有の言語とは、特定のタスク向けに設定された言語のことで、特定の目的のみでしか使用しません。

つまり、Ergoという言語を使用している限り、Clause Inc.のチームは独自で保有しているスマートコントラクトの技術を普及していくことができません

一方Michelsonという言語は、Tezosのスマートコントラクトで使われている言語です。

このErgo言語からMichelson言語に変換する技術により、Clause Inc.の技術がTezosに活かされるのです

Clause Inc.のチーフ・サイエンティストであるJerome Simeon氏は次のように述べています。

「Tezosの法的レイヤーの開発に非常に興奮しています。 Ergo言語をMichelson言語に変換すると、ユーザーは、Clouse Inc.の技術をTezosブロックチェーンに応用でき、スマートコントラクトをより公開でき、かつ安全に展開できます。」

安全に実行できることで、今後のTezosの普及が進んでいくと思われます。

まとめ

Tezos財団の主な任務は、Tezosプロトコルとエコシステムの長期的な成功をサポートすることです

科学者、研究者、開発者、起業家、愛好家が想像しているプロジェクトに資金を提供することにより、財団は地方分権型開発と堅実な参加を奨励します。

今後のTezosの普及に注目していきましょう。