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Centurionとは?
Centurionは慈善団体に寄付をする目的で発足した仮想通貨です。高速な処理やマイニングのしやすさなど、ビットコインの弱点を克服するような機能が備わっていることが特徴的です。オンラインストアで購入した金額の一部が慈善活動に使われるという点も独自性があります。
- 6分以内にスピーディにトランザクション処理ができる
- マイニングがしやすい設計に
- 将来性の期待できる仮想通貨
世界中の子供たちを支援する目的で創設
CenturionはCenturion4Childrenという慈善団体を介して経済的に困っている世界中の子供たちのサポートをするために運用開始された仮想通貨です。
CNTというトークンを使用しているのですが、公開当初で一気に500万CNTを集めることに成功し、仮想通貨の世界ではちょっと話題になりました。開発者については匿名の発明家となっていて、はっきりしたことはわかりません。
2MBのブロックサイズで処理
Centurionの特徴として、システム的に使い勝手を良くしている点に注目しましょう。
例えばブロックサイズは2MBとしています。このサイズはビットコインの倍のサイズのため、大規模ネットワークでも迅速に情報処理するだけの能力を有しています。
またトランザクションにかかる時間も6分以内としています。10分程度かかるビットコインと比較すると、スピーディに決済や送金ができることになります。
初心者でもマイニングしやすいシステムになっている
ビットコインのマイニングでは、計算処理をするために競争を行って、真っ先に計算できた人に報酬が発生します。するとマイニング専用の強力なコンピューターを持っていないと競争には勝てません。
しかしCenturionの場合、初心者でも上級者でもマイニングプールに参加しやすいシステムをとっています。たとえマイニングに特化していない、いわゆる一般的なパソコンでも一定の報酬を受けられる仕組みになっています。
Centurionでは11のハッシュ関数を使ったアルゴリズムを採用しています。標準電力コストの30%カットに成功していて、マイニングの際の消費電力も低くセーブできます。
Centurion4Childrenに参加するオンラインストアは多い
先ほども紹介したように、慈善団体に寄付をするためにCenturionは開発されました。
Centurion4Childrenにはオンラインストアがいろいろと参加しています。50以上のビデオ・100の電子書籍を提供するオンラインストアが対象で、こちらでショッピングをすれば、その売り上げの一部が先ほど紹介した慈善団体に寄付を行うシステムになっています。もし適用範囲が広がれば、Centurionの取引も活発になって、将来値上がりする可能性も高いです。
Centurionの将来性
Centurion (CNT) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
取引開始は2017年です。取引開始直後から大きなボラリティで推移し、2018年初頭まで仮想通貨全体の盛り上がりを見せた時期まで続きました。その後徐々に価格が下降し、現在は低価格のままほとんど取引がない状態です。
慈善活動に特化した仮想通貨は多数存在し、Centurionは独自の機能などを設けていたり機能面でも優れていることが伺えます。しかし、bitcointalkでの書き込みも2017年で止まっており、Twitterの更新もありません。最新の情報が入手しにくいので、取引にも注意が必要でしょう。