分散型取引所(DEX)の「0x」の共同創業者であるWill Warren氏

Will Warren氏は分散型取引所(DEX)の「0x」の共同創業者として知られる人物です。悪化をたどる昨今の仮想通貨市況において、現在は市場の回復傾向にあるとの見方を示しています。

Will Warren氏について
・イーサリアムの技術に詳しい
・分散型取引所(DEX)の「0x」の共同開設者
・市場回復の見方を示す

イーサリアムの技術に詳しい

Will Warren氏はカリフォルニア大学サンディエゴ校出身です。大学院を中退後、マンハッタン計画で有名なロスアラモス国立研究所において、レーザー、光学、信号処理等の研究に携わっていました。2017年3月から3カ月間にわたってBasic Attention Tokenのテクニカルアドバイザーを務めていたこともあります。Basic Attention Tokenはアルトコインの一つですが、2017年5月に公開されて以降、2018年1月には時価総額約675億円を記録しました。

イーサリアムのブロックチェーン技術を採用した仮想通貨ですが、従来の計算報酬型の報酬体系はなく、ブラウザ事業を展開する「Brave」というベンチャー企業との協力で、ネット上の取引にブロックチェーン技術を活用する試みで注目されています。大手サーバーを介さずとも直接クライアントにサービスを提供できるため、通信速度の大幅な効率化が可能になると期待されるプロジェクトです。Warren氏のイーサリアムのスマートコントラクトについての見識が生かされたプロジェクトと言えるでしょう。

分散型取引所(DEX)の「0x」の共同開設者

Basic Attention Tokenのテクニカルアドバイザーを退いたのち、Warren氏はAmir Bandeali氏と共同で2016年10月に分散型取引所(DEX)「0x」を開設しました。イーサリアムのブロックチェーン技術を利用した非中央集権型の仮想通貨取引所で、交換手数料がほぼ無料で、送金スピードも早いことで注目されています。

市場回復の見方を示す

2018年11月、「BitMEX」のCEOであるアーサー・ヘイズ氏が、ヤフーファイナンスのインタビューにおいて、仮想通貨市場は今後さらに悪化の一途を辿り、2020年の春ごろまで弱気相場が続くという見方を示しました。同様に考える人たちは少なくないですが、Warren氏はそれとは違う見解を示しています。Warren氏によると、現在の弱気相場の状況は今後相場が回復する傾向を示しているとのことで、ビットコインは近いうちに今以上に使われるようになるはずだとのことです。