Revolutはイギリスのフィンテック企業で、現在最も金融サービス業界で勢いのある存在です。手数料のかからない海外送金サービスにより、口コミで急速に人気を集め、2015年の創業以降、たった3年でユニコーン企業の仲間入りを果たしました。今後は、仮想通貨も視野に入れた展開が期待されます。
Revolutとそのサービスについて
・手数料のかからない海外送金サービスを実現
・為替手数料が無料のモバイルアプリ
・仮想通貨の取り扱いも開始
手数料のかからない海外送金サービスを実現
Revolutは、現CEOのNikolay Storonsky氏と現CTOのVlad Yatsenko氏(二人とも元クレディ・スイス)が中心となり2015年に設立されました。これまで海外に送金するには、5~8%ほどの手数料を支払って銀行のサービスを使うしかありませんでしたが、「Transferwise」という海外送金サービスが手数料をわずか1.5~2%に下げることに成功したことを機に、「それならいっそ手数料がまったくかからない海外送金サービスを提供しよう」と考え、事業に乗り出します。その結果、誕生したのが「Revolut」というモバイルアプリです。アプリのリリース以降、マーケティングにはまったくお金をかけていないのにもかかわらず、口コミで徐々に広がり、たった3年で200万人以上のユーザーを獲得するに至っています。海外進出も始めて、2019年内には日本でのサービスも開始されるとの噂です。
為替手数料が無料のモバイルアプリ
Revolutとは、簡単に言うとモバイルアプリ専用の銀行です。為替手数料が無料(一定額内)で、海外旅行での煩わしい両替がアプリ一つで簡単にできてしまいます。しかも、最良の為替レートで自動的に両替してくれるため、ユーザーは難しいことを考える必要なく、いつでも手軽に両替や海外送金ができるのです。
仮想通貨の取り扱いも開始
2018年末時点で、Revolutは世界の26通貨に対応しています。さらに、法定通貨に加え、Bitcoin、Ethereum、Litecoinの仮想通貨の取り扱いを開始し、先日は新たにBitcoin CashとRippleを加えました。仮想通貨でも、法定通貨の両替と同じく最良のレートでの交換が可能で、ポジションの移動も直感的にできるユーザビリティが魅力です。また、新たに「Vaults」というサービスをスタートさせ、自由な仮想通貨預金を可能にしています。