Winkとは?
仮想通貨の中には色々なものがありますが、中には「デッドコイン」と呼ばれるほとんど値動きのしない「死んだ」コインがあります。
今回紹介する仮想通貨Winkも、デッドコインのひとつとしてみなされています。
Winkは果たしてどんな仮想通貨なのでしょうか。
・コンセンサスアルゴリズムはPoSを採用
・開発チームによるアナウンスがない
自撮り写真を投稿するアプリのために開発された
Winkは開発の経緯に不明な点が多いですが、どうやら「Wink IT」と呼ばれるアプリで使うために開発されたようです。
Wink ITはSNSのひとつで、自撮り写真を投稿して共有することでユーザー同士のコミュニケーションを図るものです。
投稿した写真でコンテストを開いたり、企業やブランドと提携したりして発展をしていく予定だったようです。
WinkはこのWink Itの中でユーザーがポイントとして獲得し、提携した企業やブランドで使うことができるそうです。
Wink ITではユーザーの投稿した写真をコンテンツとして利用し、宣伝とスポンサーをつけることでソーシャルネットワーキングビジネスを開拓する試みでした。
ただしWink ITは公開されておらず、Wink ITで流通する予定だったWinkのみが独り歩きをしているというのが現状です。
コンセンサスアルゴリズムはPoSを採用
WinkはコンセンサスアルゴリズムにPoSを採用しています。
PoSは保有量に応じて埋蔵量から一定の報酬を得ることができるコンセンサスアルゴリズムです。
つまり保有量が多ければ多いほど報酬の量も上がるということになります。
PoSはアルトコインのコンセンサスアルゴリズムとしては一般的なもので、ポイントとして開発されたWinkにはふさわしいものと言えるでしょう。。
PoWと違ってマイニングでコインを増やすことはできませんが、攻撃への脆弱性もないために安心して運用が可能です。
Winkは8000万コインと埋蔵量が多く、供給は安定するでしょう。
開発チームによるアナウンスがない
Winkは2017年7月26日に公開された直後から、開発チームによるアナウンスがほとんどありませんでした。
また公開された7月26日中に限り、Winkは社会実験と称し無料で配布されています。
このような点からWinkは開発者の遊びか、あるいは詐欺行為なのではないかと考えられています。
そのためニュージーランドの仮想通貨取引所はWinkに「abandoned(廃棄)」と指定し、取引への注意を喚起しています。
Winkの価格推移と購入方法
Wink (WINK) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
Winkは公開後は低調でしたが、いわゆる仮想通貨バブルとして知られる2017年12月から2018年1月の間に急騰しました。
しかしまた元の低水準へ戻り、現在に至っています。
Winkは安全な仮想通貨とは言えません。
開発チームのサイトは閉鎖され、サポートを得ることはできないでしょう。
Twitterに公式アカウントはありますが、最初の「WINK-Unleash your selfie potential-Free Distribution coin!(Wink-それは自撮りの可能性を引き出す、無償の通貨!)」という投稿を最後に更新が停止しています。
Winkは現状、取引所からも見放されており、取引は完全に自己責任となっています。
仮に取引をするにしても誰と取引をしているのか分からないので非常に危険です。
興味本位で取引をするのは控えた方が無難でしょう。
もし、それでもWinkに興味を抱いた場合は海外の取引所でWinkの購入が可能です。
国内の取引所でBitcoinを購入し、海外の取引所で送金して交換してください。
・Yobit