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Skycoinとは?
Skycoinは、仮想通貨の元祖であるビットコインの欠点・問題点を改善する目的で造られた新しい形のアルトコインです。通貨単位は「SKY」です。市場に発表されたのが2013年12月23日と、ビットコインに4年遅れての登場です。
- 第3世代の仮想通貨
- マイニングシステムはObeliskを採用
- 規制されてしまうかもしれないリスク
第3の仮想通貨:プロバイダの存在しないSkywireネットワーク
Skycoinが第3の仮想通貨と称される理由は、まずビットコインの欠点をカバーするシステムを開発したからです。
もともとのデザイン通りにプログラムされなかったビットコインの問題点として、PoWやPoSによる取引検証作業の非効率性が取引速度を遅くし、手数料の割高を生じさせています。
そこでSkycoinは従来のネット環境の仲介者であるプロバイダを排除しました。
プロバイダを介したインターネット接続方式では、プロパイダ業者がユーザーの個人情報を管理するので匿名性に欠けるのです。そういったデメリットをカバーするために、独自のSkywireで匿名性の高いユーザーノードを介し、PoWやPoSによる取引検証ではないシステムを確立しています。
これにより高速なネットワークによる取引やコンテンツの配信システムを完成させています。
独自の承認システムObeliskを採用
ビットコインのように、PoWやPoSのマイ二ングではコイン大量保持者が中央集権を施行する可能性が生じます。そこで従来のマイニングによる認証を採用せずに、各ノードが承認記録の信頼性を相互監視するシステムを開発しています。
ノードは他のノードと連携して、新たなブロックを生成することができます。新たなノードは共有の形でつながり、不正ノードと適性ノードを利用者が個人で判断して選択するシステムです。これで悪意あるデータ拡散が抑制されたり、ウイルス攻撃を高確率で撃退する事が可能になっています。
Skywireの規制リスクについて
Skycoinは匿名性の高いSkywireによるネット提供をしていますが、その機密性が犯罪の温床となる可能性を秘めています。つまり違法薬物の売買や不正な取引媒体になったり、あるいはテロ活動の宣伝媒体にもなりかねないということです。
Skycoinの価格推移
Skycoin (SKY) price, charts, market cap, and other metrics | CoinMarketCap
取引開始後は2017年です。2017年は仮想通貨全体が盛り上がっていた時期ですが、その盛り上がりに乗じて、大きく値上がりをする時期が続きました。その盛り上がりの時期が過ぎても、比較的調子よく値上がりの傾向をキープしていました。現在は、当時ほどの価格上昇はありませんが、比較的高値での取引が続いています。
2018年、仮想通貨の格付けでビットコインキャッシュと同じ評価を格付けされるなど、機能面でも優れていることがわかります。ハードウェアを特注し、常に最高のパフォーマンスを発揮出来るよう開発を続けているなど、他の仮想通貨と一線を画すような動きも見られます。
TwitterやFacebookなどSNSの情報発信も頻繁に行われているため、情報収集も比較的容易です。今後、価格やロードマップの進捗状況の確認を行いたい方にはとても役立つ情報でしょう。
日本国内の取引所では、2018年現段階での扱いはありません。海外のBinanceという仮想通貨取引所で購入が可能です。つまり大手取引所での取引がない、これからのアルトコインと言えるでしょう。