MonaCoinとは?詳しく解説!

という仮想通貨を知っていますか?MonaCoinは、日本で最初に作られた仮想通貨で、2014年に公開されています。通貨単位は「MONA」といいます。

もともとは、巨大掲示板として知られる2ちゃんねるで誕生したものですが、実用性の高さやネットでの投げ銭として使える点などから人気が高まっています。

そんな高い人気を誇っているMonacoinについて、説明してきます!

Monacoinの特徴
  • 送金スピードが速い
  • Segwitを採用
  • 固定ファンがいる

送金スピードが速い!

MonaCoinは、LiteCoinという仮想通貨をベースとして作られたものですが、元の通貨よりも送金スピードが速いことで知られています。

LiteCoinは送金におよそ2分かかりますが、MonaCoinは90秒程度しかかかりません。

なお仮想通貨の中でも有名なビットコインは、10分かかることを考えても、そのスピードは特筆すべきでしょう。

 ビットコインMonacoin
送金スピード10分2分90秒!

Segwitを採用

MonaCoinが注目されたのは、Segwitという技術を採用した世界初の仮想通貨という点です。

Segwitとは、ブロックの中のデータを圧縮して、1ブロックあたりに記録できる取引の量を増加させる技術のことです。

Segwitは、仮想通貨が抱える大きな問題のひとつであるスケーラビリティ問題に対する有効な対処法のひとつと言われています。

スケーラビリティ問題とは、1ブロックあたりの容量が制限されているために、取引量が多くなってしまうと、承認時間が長くなってしまう問題のことです。

しかし、Segwitの技術によってデータを圧縮することで、承認時間は従来の長さのままで、1ブロックあたりの取引量を増やすことができます

固定ファンがいる!

MonaCoinは、もともとは掲示板の2ちゃんねるで投げ銭として使われてきました。

ネット上で面白いものを披露したり、有用な情報を流したりしたユーザーに支払う対価として用いられてきました。また、コミックマーケットや秋葉原などの「オタク文化」と密接にかかわってきた通貨でもあります。

ユーザーは、オタク文化で育んできたという自負を持っており、固定ファンがボランティアとして運営にかかわっています

これまでも固定ファンによる無償ボランティアによってSegwitを採用したり、機能性を高める開発が進められてきました。

また、固定ファンがいるということは、ファンのコミュニティの中でMonacoinを利用する文化が生まれます。

そのため、Monacoinに対する需要は簡単には無くならないでしょう。固定ファンがいることで、需要が長続きするのです。

MonaCoinの将来性

MonaCoinの強みは、ファンのコミュニティが活発である点です。

MonaCoin専用の掲示板が存在しているほか、画像投稿やフリーマーケットの開催、パソコンショプでの決済など、確実に活動の幅を広げており、単なるオタクたちの遊び道具の範囲を飛び越えつつあります。秋葉原ではMonacoinを利用できるお店も多くあります。

また有志によって、モナコインちゃんbotを利用することで、twitter上で送金をすることが可能です。

その影響もあって、たとえば2017年10月7日からたった2週間で約14倍の価格上昇を記録したこともあります。日本国内の大手の取引所でも取り扱いが始まっており、今後の推移には注目しておくべきでしょう。

課題としては、国内では普及してきましたが、まだ海外には普及が進んでいないことです。利用規模はまだ日本国内に留まっています。

今後海外でも普及していくためには、国際的な市場感覚を身に付けた人が開発やサービスに携わるのが良いかと思います。

まとめ

ここまでMonacoinについて説明してきました。

日本国内で作られた仮想通貨ということもあり、固定ファンがいて国内では普及が見込める仮想通貨です。

その一方で世界的な広がりは今のところ期待できず、今後の課題と言えます。

国内だけのサービスに留まるのか、それとも世界的な拡大を見せるのかは、これから注目していきたいですね!