Vertex VenturesSoutheastAsia&Indiaの責任者はJoo Hock Chua氏

 

この記事のポイント

■Joo Hock Chua氏はアジア地域で広く投資活動を行うマネージングパートナー
■Vertex VenturesSoutheastAsia&Indiaにおける代表取締役
■シンガポールのベンチャーキャピタル初期投資にも関係

Vertex VenturesSoutheastAsia&Indiaとは?

Vertex VenturesSoutheast Asia & India社とは、シンガポールを中心として、インドや台湾、韓国などアジア地域に広くグローバル投資を行う統括企業です。そこで代表取締役兼最高投資責任者を務めるJoo Hock Chua氏は、シンガポールを拠点にしてアジア太平洋(APAC)や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとも大きな関わりを持つ投資家としても知られています。
Joo Hock Chua氏は、1987年にSingapore Technologies Group(シンガポール・テクノロジーグループ)へ入社しそこでベンチャーキャピタル投資についての経験やノウハウを学びました。在職中にはシンガポールで立ち上げられたベンチャーキャピタル企業のChartered Semiconductor Manufacturing Ltdの投資に対しても積極的にかかわったという実績を持っています。その後、Joo Hock Chua氏はアメリカのVertexグループの投資努力を強化するために出向をし、しばらくシンガポールを離れました。

1992年からはシンガポールを拠点に

アメリカで投資強化に尽力していたJoo Hock Chua氏がシンガポールに戻ってきたのは1992年のことでした。シンガポールのVertex Asia Ltdの資金調達に携わったことをきっかけに、彼はアジア地域における投資活動を指揮する立場となったのです。特にJoo Hock Chua氏が力を入れたのがシンガポールと台湾における投資でした。その後、異動という形で彼は再び1998年にアメリカにわたることとなりましたが、2004年にシンガポールへ移住をしました。

工学と経営のプロ

Joo Hock Chua氏のバックグラウンドは、工学と経営です。彼は、元シンガポール大学において工学を勉強し、そこで機械工学の分野で学士号を取得しています。その後、シンガポール国立大学では経営学を学び、修士号を取得するなど、工学と経営に関しては高いレベルのノウハウや知識を持っていることが分かるでしょう。
そんなJoo Hock Chua氏は、現在ではシンガポールを拠点とした複数の企業で役員を務め、主に投資に関する職務に従事しています。Vertex VenturesSoutheast Asia & India社はその一つなのですが、Vertex VenturesSoutheast Asia & India社では役員という雇用される立場ではなく、最高責任者という位置づけとなっているため、Joo Hock Chua氏の業務はVertex VenturesSoutheast Asia & India社がメインとなっていると予想できます。