リップルの技術で国際送金サービスを開始したクウェートの銀行「Kuwait Finance House」




 

Kuwait Finance House(以下KFH)は、1977年に設立されたクウェートの銀行です。イスラム法に則って金融業務を行う最初のシャーリア銀行としてオープンしました。2019年、リップル社のブロックチェーン技術を搭載した国際送金サービス「Instant International Transfer」のローンチを発表しています。

・手数料なしの国際送金サービスを始動
・NBKはリップルネットをすでに活用
・現在の送金先はサウジアラビアのみ

手数料なしの国際送金サービスを始動

2019年1月7日、ツイッターにてKFHグループのオフィシャルアカウントが発表したところによると、同銀行がリップル社のブロックチェーン技術を用いた国際送金サービスをスタートしたことがわかりました。このサービスは「Instant International Transfer」といって、リップルネットを介することによって、手数料なしでサウジアラビア大手のAI Rajhi銀行への送金を可能にします。

NBKはリップルネットをすでに活用

2018年5月の時点で、すでにKFHは、自分たちがクウェートで最初にリップル社のブロックチェーン技術を活用する銀行になるとの声明を出していました。ところが、クウェート最大の銀行であるNational Bank of Kuwait(クウェート国立銀行:NBK)が一足早くリップル社のブロックチェーン技術によるクロスボーダー取引システムをスタートさせています。NBKのこのシステムは「NBK Direct Remit」といって、リップルネットを介して24時間365日いつでも高速で送金できるというサービスです。

現在の送金先はサウジアラビアのみ

高速の国際送金サービスをスタートさせたKFHですが、いまのところ送金できるのはサウジアラビアの通貨「SAR」だけで、送金できるのもサウジアラビアのAl Rajhi銀行だけです。しかし、将来的には「Instant International Transfer」のサービスをもっと拡大し、利用できる通貨ももっと増やす予定があることを発表しています。また、KFHの最高執行責任者、Abdullah Abou Alhous氏は、ポテンシャルの高いブロックチェーン技術をもっと活用し、同銀行のサービスを拡大して顧客に貢献することを約束しています。同様にリップル社も、これからもKFHと連携して多くの人に安全性の高い決済システムを提供したいと発表しました。