ファイル共有ソフトのBitTorrentが独自の仮想通貨を発行




 

世界最大のピア・ツー・ピア型ファイル共有ソフト「BitTorrent」を開発するBitTorrent,Inc.(トロン財団の子会社)が、2019年1月、独自の仮想通貨「BTT」を発行すると発表し、その後、実際に販売が開始されています。

BitTorrentのBTTについて

・BitTorrentのサービスと結びついたトークン
・天文学的な需要
・エアドロップの計画

BitTorrentのサービスと結びついたトークン

BitTorrent,Inc.のトークン「BTT」は、BitTorrentのネットワークが持つ、通信力、帯域幅、ストレージなどのサービスと仮想通貨の経済性を結びつけて、ユーザーが価値を享受できるようにするために開発されました。ファイルを配布するユーザー(Seed)に多くの報酬を与えるシステムにすることで、BitTorrentにおけるダウンロード速度などの問題を解決しようというものです。世界最大のファイル共有ソフトに仮想通貨が導入されるとなって、その影響は計り知れないものとなるでしょう。日本でこそ最盛期の勢いはありませんが、今も世界中で月間1億以上のユーザーがBitTorrentを利用しており、138カ国でインターネットトラフィックの多くの割合を占めるほどの存在です。

天文学的な需要

2019年1月31日、BTTがバイナンスに上場しました。翌日にはすでにトークンセール時より4倍の価格を付けています。バイナンスのCEOによると、需要が天文学的な数に達したため、システムに障害が生じ、実質的には数秒しか販売されなかったそうです。しかし、その間で594億BTT(約8.2億円)を売り上げました。なお、購入できなかったユーザーの一部には、エアドロップで5000BTが配布されています。上場から数日経っても高い需要は続いたままで、バイナンスの取引量のうちBTTが20%を占めるまでになりました。

エアドロップの計画

バイナンスだけでなく、BTTはOKExにも上場しました。2019年2月1日から取引が開始され、米ドル、ビットコイン、イーサリアムの3ペアで利用可能です。また、今後は、親会社のトロン財団の仮想通貨であるTRXを保有している人に向けて、エアドロップが計画されています。2月11日に最初のエアドロップが行われ、その時はTRXの保有量の約11%の比率で配布されました。これ以降も、順次エアドロップが行われる予定です。対応するウォレットや取引所にTRXを保有しておけば自動的にBTTが配布される仕組みですので、TRX保有者はチェックしておくとよいでしょう。