ProgPoWの実装のさらなる延期を伝えたイーサリアム財団のHudson Jameson氏




 

イーサリアム財団の広報担当Hudson Jameson氏は、2019年1月の開発者会合にて「ProgPoWの実装をなるべく早く行いたい」と語っていましたが、2月に行われた公開会議の結果、続行中の調査の影響もあってさらに延期することが決まったことを伝えています。

Jameson氏が述べたイーサリアムのProgPoW実装について

・ProgPoWは単独のアップグレードになる見込み
・さらなる延期が決定

ProgPoWは単独のアップグレードになる見込み

イーサリアムの第三段階のアップグレード「コンスタンティノープル」は、2018年から延期が続いており、最近まで開発難航の情報が伝えられてきました。その原因として、第三者機関による監査の影響が挙げられており、ProgPoWの実装についても同じく第三者機関から「待った」がかかっているようです。現在のイーサリアムの取引承認アルゴリズムには弱点があるとのことで、それが標的になっていることも問題視されています。そのため、なるべく早くProgPoWの実装を進めていくことで2019年1月の会議では合意に至り、Jameson氏も「実証テストで問題が見つからなければProgPoWの実装を進める」と語っていました。また、ProgPoWの実装は単独のアップグレードとして行われ、同時に別のアップグレードが行われることはないとも述べています。

さらなる延期が決定

Jameson氏の語るようにProgPoWの実装はほぼ決定されていた状況でしたが、2月に行われた開発者の公開会議でさらに延期することが決まりました。Jameson氏のほかイーサリアム財団の開発者が参加したこの会議では、参加者からProgPoWの実装についてはっきりした意見が出ず、第三者機関はProgPoWの実装によってASICの効率性が下がることを証明しようとしている状況もあり、結果として延期という結論に達しています。Jameson氏は、第三者機関の調査が完了すればこれまでの疑問に対して答えが出ると予想しており、その結果、「自信を持ってうまくいくと言えるだけの証拠が見つかり、特に問題点が見つからない時には自信を持って決断すべき」と述べました。ただ、具体的な調査の終了時期については明言を避け、2019年4月上旬が現実的な期日と述べるに留めています。Jameson氏によると、「コミュニティからのフィードバックを待って、それについて十分に議論しなければならない」とのことです。