中国の配車サービス快的打車がブロックチェーンを活用?

 

この記事のポイント

・快的打車とは
・仮想通貨との連携
・強大な市場規模

快的打車がブロックチェーンを活用?

中国におけるIT技術の活用は日進月歩で生活上のさまざまな分野においてITが活用されています。スマートフォンを利用した決済サービス(ウィチャットペイ)もその一つで、今やほとんどの決済で利用できないものはないと言われるほど社会に浸透しています。ところで中国版UBERという言葉を聞いたことがあるでしょうか。「快的打車(クワイディダーチャー)と呼ばれるサービスがそれに当たります。最近この快的打車による配車サービスがブロックチェーン技術を活用するというニュースが世界を駆け巡りました。

ブロックチェーン技術とは仮想通貨で実際に活用されている技術のことで、取引をすべて記録し、いわゆる鎖輪のように取引をつなげることが出来ることを指します。これにより仮想通貨の信頼性が確保されました。ブロックチェーン技術はさまざまな分野に応用が可能なため、今後どのように活用されていくかが注目されています。

快的打車のアプリ開発

そのような中、中国の快的打車がブロックチェーン技術を応用した配車アプリの開発を始めたことが明らかになりました。今回のニュースはなぜそれほど注目を集める結果になったのでしょうか。その理由として仮に配車アプリがブロックチェーンを応用して開発された場合、支払い通貨に仮想通貨を利用できるようになることが考えられるからです。

快的打車が市場に与える影響

中国は14億人という非常の大きな市場を有した国家ですから、仮に快的打車がブロックチェーン技術を応用した配車サービスアプリを開発した場合、サービスを利用する人口が非常に多くなることを意味しています。言い換えれば仮想通貨を利用する人口が増加するため、仮想通貨市場に与える影響は非常に大きくなると言えるのです。

このプロジェクトが成功すれば、世界に与える影響は絶大で、仮に快的打車が世界に進出した場合、利用人口は予想を遙かに超えた規模になると考えられます。つまり仮想通貨の利用価値が高まり、上昇トレンドへと変化する可能性があるのです。仮想通貨の市場関係者は今回の動きを歓迎していて、今後どのようにサービスが展開していくのかということも含め、注目しています。

ちなみに快的打車と肩を並べて展開している嘀嘀打車(ディディダーチャー)の市場規模は9兆円に達するため、仮想通貨市場へのインパクトが大きくなったのです。