中国の規制当局の行った仮想通貨の格付けにTezosもランクイン!




中国は仮想通貨への規制が厳しい国であると知られています。

そんな中国の「工業和信息化部」という行政機関には仮想通貨に関する部署が属しており、2018年5月から毎月「国際パブリックチェーン技術評価指標」という仮想通貨の格付けを行っています。

今回は中国の仮想通貨に関する行政機関と「国際パブリックチェーン技術評価指標」について紹介していきます。

工業和信息化部について


工業和信息化部は日本語風に書けば「中華人民共和国工業情報化部」という国家機関で、2008年に国家発展改革委員会の工業部門と国防科学技術工業委員会の核電力以外の部門、国務院情報化工作弁公室などを統合することで誕生しました。

略称を「工信部」、また英訳した「Ministry of Industry and Information Technology」の頭文字を取って「MIIT」とも呼ぶ、国務院に属する、中国政府にとっての主要行政機関のひとつです。

工業和信息化部の中には「中国電子情報産業発展研究院(CCIDコンサルティング)」という、ITやメディア、ネットワークなど多くの分野の専門家や研究員を抱えるコンサルティング会社があり、2017年7月から「国際パブリックチェーン技術評価指標」という、仮想通貨への格付けを発表しています。

中国電子情報産業発展研究院は北京に本社を置くほか中国国内では上海や広州、深セン、ハルビンに支社を置き、日本やアメリカ、イタリア、オーストラリア、シンガポールに事務所を置いて世界中で取引を行っています。

中国政府に連なる企業ですが市場調査やマーケティング戦略の構築支援など、幅広い業務を展開しています。

国際パブリックチェーン技術評価指標とは?


中国電子情報産業発展研究院の発表する国際パブリックチェーン技術評価指標とは、仮想通貨の中核をなすブロックチェーン技術を格付けしたもので、2017年7月に第1回が行われ、月に1度のペースで更新されます。

政府や民間、教育機関など各分野から専門家を集めてブロックチェーン技術を純粋に技術ベースで評価させるため、一般的な時価総額などの評価とは異なった結果が出ることもあります。

例えば時価総額で1位を誇るBitcoinであっても第4回の評価指標で10位に甘んじ、圧倒的な処理速度を誇るEOSが1位に輝きました。

この格付けに載るということは仮想通貨大国である中国の規制当局が評価する仮想通貨であるという証となるため、注視したほうがよいでしょう。

Tezosも国際パブリックチェーン技術評価指標にランクイン


2018年8月に行われた国際パブリックチェーン技術評価指標では、Tezosが28位にランクインしました。

TezosはdAppsという分散型アプリケーションで運営される仮想通貨で、システムなどを変更する際にBitcoinのようにハードフォークを行う必要のない、高い互換性を誇ります。

この格付けが発表された当時はまだTezosのメインネットはローンチされておらず、2018年9月になってようやく公開されましたが、公開前の時点で主要な仮想通貨と並んで28位にランクインしたということからは、中国政府による高い評価を窺い知ることができます。