フリーマーケットアプリのメルカリが、メルペイを使ってやりたいこと




この記事のポイント

1. メルカリが決済サービスに参入
2. メルペイとは
3. メルペイを通してメルカリが目指すもの

メルカリが決済サービスに参入

フリーマーケットアプリのメルカリは、積極的な事業展開を行うことでも知られています。新規事業を扱う子会社の株式会社ソウゾウでは姉妹アプリの運営などを行うほか、現在は旅行業域の新規事業を進めていますし、US版メルカリや自転車シェアサービスのメルチャリなど、さまざまな事業を目まぐるしいスピードで立ち上げているのです。

メルカリでは可能性があると思う分野には素早く参入し、ダメだと思ったらすぐに撤退するスピード感を重視している、そのフットワークの軽さが大きな推進力となっています。同時に人材をグループ間でフレキシブルに動かし、グループ全体の構想を共有しながら専門的なスキルを活用することにも成功しているといえるでしょう。

メルペイとは

そんな中、2018年1月に開催された「Mercari Tech Conf 2018」で広く紹介されたのが、金融事業子会社となるメルペイです。メルペイは、昨今他社からも多数登場している決済サービスでありながら、メルカリのもつ顧客の膨大なデータをもとにした信用スコアをベースに持っています

中国最大級の決済サービスであるアリペイを参考にしたもので、過去の取引による信用が高いことで優遇されるシステムが取られているのです。メルペイの提供する決済サービスがメルカリの持つデータに基づく信用プラットフォームによるものだということは、想像に難くありません。

メルペイを通してメルカリが目指すもの

メルカリは、アプリなどを通していくつものサービスを提供しており、ユーザーはそれぞれのアプリをダウンロードして利用します。しかし、メルカリの提供するアプリにおいてはユーザーそれぞれのアカウントは共通して利用することができ、違うアプリを使うたびにアカウントを作る必要がなく、それどころかワンタップで他のアプリにログインすることが可能です。メルペイは、こうしたメルカリのさまざまな取引を通した信用スコアなどを元にしたプラットフォームとして、満を持してオープンされたといえるでしょう。

社内でテスト運用されているMercariXは、アプリ内の独自通貨での取引が行われており、その運用過程には仮想通貨などに使われるブロックチェーンの技術の蓄積が使われているのです。メルペイは、仮想通貨そのものに参入するものではありませんが、物理的なお金がなくても取引が可能になるシステムを作り出すための第一歩といえるのではないでしょうか。