エジンバラ大学教授でIOHKの主任科学者のAggelos Kiayias氏

Aggelos Kiayias氏はエジンバラ大学の教授であり、ブロックチェーン技術の研究開発で世界をリードするIOHKの主任科学者です。2018年12月、カルダノのブロックチェーン向けの新しい2つのツールがリリースされたことを記念してエジンバラで開催された公開イベント「Plutus Festival」にて講演を行いました。

Aggelos Kiayias

・カルダノの新ツールの開発に携わる
・ブロックチェーン技術の専門家
・高く評価される研究業績

カルダノの新ツールの開発に携わる

世界で30億人が使用する分散型プラットフォームを作ることを目標に掲げるカルダノは2018年12月、「Plutus」と「Marlowe」をテスト公開しました。「Plutus」とはカルダノブロックチェーンのための新しいプラットフォームであり、「Marlowe」はスマートコントラクトに特化したツールです。これら強力な新ツールによって、金融サービス業界、フィンテック業界、および多くのスタートアップ企業や研究者たちがカルダノブロックチェーンを用いて安全確実な契約を結べるようになります。それを記念してエジンバラで開催されたのが、「Plutus Festival」という公開イベントです。Kiayias教授はこの新ツールの開発に携わった重要人物であり、イベントに登壇して新技術について講演を行いました。

ブロックチェーン技術の専門家

Aggelos Kiayias氏は、エジンバラ大学情報学部サイバーセキュリティ&プライバシー学科の教授です。Kiayias教授の専門はコンピュータサイエンス、インフォメーションセキュリティ、暗号技術を始め、ブロックチェーン技術と分散化システムに重きを置いた仮想通貨の研究などがあります。2017年に、エジンバラ大学とIOHKの長期間のパートナーシップの合意でIOHKの主任科学者に就任しました。また、同社ではブロックチェーン技術ラボラトリーの長も務めています。なお、エジンバラ大学以外にもコネティカット大学やアテネ大学で教鞭を執るほか、カリフォルニア大学バークレー校のSimons Instituteでも研究に携わっています。

高く評価される研究業績

Kiayias教授は、その研究業績によって数々の賞を受賞しています。また、彼のサイバーセキュリティ研究には、Horizon 2020、European Research Council、アメリカ国立科学財団、アメリカ国立標準技術研究所など欧米のさまざまな研究団体が資金援助しており、その成果が期待されるこの分野の第一人者です。