中国の三大仮想通貨取引所Huobi(フオビ)の創業者兼CEOの李林(リー・リン)氏

李林(リー・リン)氏は、中国の三大仮想通貨取引所の一つとされるHuobi(フオビ)の創業者であり現CEOです。香港を拠点とするHuobiですが、現在はアメリカ、韓国、シンガポール、日本など約130か国に展開する世界でも名だたる仮想通貨取引所になっています。そんなHuobiの代表である李林氏について見ていきましょう。

李林氏について

・清華大学で学びオラクルでエンジニアとして研鑽を積む
・Huobiを創業し世界第3位の仮想通貨取引所に導く
・上場企業を買収

清華大学で学びオラクルでエンジニアとして研鑽を積む

李林氏は1982年生まれの現在36歳です。テクノロジーの分野で数々の人材を輩出している清華大学の音信科学技術学院自動化系で学びました。そこで学んだ知識を生かして、李林氏は卒業後、金融テクノロジーの分野のパイオニアとして中国でも有名な起業家として名を上げています。2013年にHuobiを創業し、デジタルアセットにおける金融サービスをリードする存在にまで同グループを導いた李林氏ですが、創業前はデータベースで有名なオラクルでコンピュータエンジニアとして働いていました。その過程で、中国版のFacebookとでも言うべきソーシャルメディアのプロジェクトにも乗り出しまたが、このプロジェクトは失敗に終わっています。しかし、2013年にはビットコインの取引所としてHuobiをスタートさせ、現在まで順調に業績を伸ばしており、李林氏自身は仮想通貨業界のエキスパートとして評価を高めています

Huobiを創業し世界第3位の仮想通貨取引所に導く

そんな李林氏が現在CEOを務めるHuobiは、2013年9月の創業以降、世界的に勢力を拡大しており、日本でもSBIホールディングスと業務提携を結んだことで知られています(現在すでに提携は取りやめ)。独自にHuobi Tokenという仮想通貨を発行していることでも有名です。同取引所では新たに上場させる仮想通貨をユーザーの人気投票で決めるなど、ユーザーフレンドリーなサービスで人気を高めており、現在は世界の仮想通貨取引所で第3位の取引高を誇るまでになっています。

上場企業を買収

2018年8月、李林氏は「桐成控股」という香港株式取引所の上場企業の株を73.7%も取得したと報じられました。上場企業を買収することで、Huobiを上場させやすくすることが目的だと考えられています。Huobiが上場を果たすと、今後はさらにユーザーを増やして企業の収益も高まると予想されますが、今後の動向に注目です。