金融庁登録済みの国内仮想通貨取引所は16か所!金融庁が認めた仮想通貨取引所の特徴や魅力をご紹介

仮想通貨元年とされる2017年以降、多くの仮想通貨取引所が設立されました。しかしその中にはリスクの高い仮想通貨取引所を運営には不十分な業者も多くあり、金融庁が対策に乗り出しています。


2017年4月1日には、金融庁が『仮想通貨取引所の登録を義務付ける制度』を開始しました。これによってセキュリティの低い業者や、悪徳業者の参入などを防ぐことができます。


まだまだ仮想通貨に対する認識が広まっていない現在、金融庁のお墨付きは利用者に『安心感』を与えることになるでしょう。


2018年6月現在、16の仮想通貨取引所が金融庁の認可を受けています。よほど仮想通貨に理解の深い人以外は、これらのうちの一つを選ぶのが賢明なはずです。


今回はこれら金融庁に登録済みの仮想通貨取引所の特徴や魅力をご紹介していきます。

仮想通貨取引所の営業には金融庁への登録が必要

仮想通貨の取引をするためには、取引所を介するのが一般的です。仮想通貨取引所を運営するには、国内のルールではまず金融庁や財務局に仮想通貨取引所の登録を済ませなければなりません。


登録されている仮想通貨取引所には『関東財務局長第○○号』もしくは『近畿財務局長第○○号』という登録番号が付与されているはずです。


2018年1月に580億円分もの仮想通貨の不正流出を起こしたコインチェックは当時金融庁の認可を受けていない『みなし業者』として営業していました。


国の審査を受けたからといって100%大丈夫というわけではありませんが、信頼性は大きく向上するでしょう。投資というもの自体に一定のリスクがある以上、必要のないリスクはできるだけ避けたいものです。


国内取引所を利用する場合には、この番号がホームページなどに記載されているかどうか確認するようにしましょう!

仮想通貨取引所としての金融庁への登録を16の業者が完了

2018年時点で関東財務局13業者・近畿財務局に3業者の合計16業者が仮想通貨取引所としての登録を行いました。仮想通貨交換業の登録申請を日本で最初に行ったのは、マネーパートナーズとフィスコ仮想通貨取引所の2か所です。


それぞれ関東財務局と近畿財務局に平成29年9月29日に登録申請しました。フィスコ仮想通貨取引所は平成28年からサービスを開始していますが、マネーパートナーズは2018年6月時点でまだサービスを開始していません。サービス開始時期についても未定です。


残り14の業者のうち、ビットアルゴ取引所東京、BITOCEAN、Xthetaの3か所もサービス開始の準備中となっています。

金融庁に登録済みの国内仮想通貨取引所をご紹介

登録済み国内仮想通貨リスト(サービス開始済みのもの)

  • BitFlyer
  • ビットバンク
  • VCTRADE
  • BITPOINT
  • Zaif
  • QUOINEX
  • GMOコイン
  • DMM
  • BitTrade
  • BCTBOX
  • Bitgate
  • フィスコ仮想通貨取引所



【BitFlyer】
BitFlyerはビットコインの取引量が日本一の国内仮想通貨取引所として知られています。2018年2月には世界で一番セキュリティに優れた取引所にも選ばれました。女優の成海璃子が可愛く踊るコマーシャルも注目です!

【ビットバンク】
ビットバンクはレバレッジで注目を集めている国内仮想通貨取引所です。最大20倍のレバレッジをかけて大きな利益を上げることも可能となっています。2018年6月にはリップルの取引量で世界一となりました。


【VCTRADE】
VCTRADEはネット証券最大手のSBIホールディングス傘下の仮想通貨取引所です。顧客中心主義をモットーに健全なマーケットの構築を目指しています。安定した大企業をバックに持っているだけに、やはり安心感がありますね。


【BITPOINT】
BITPOINTはビットコインをはじめとした数種類のコインを取り扱っています。世界的に評価の高い自動売買トレードソフト『メタトレード4』を導入していることが魅力の一つです。


【Zaif】
Zaifは国内トップ3の仮想通貨取引所の一つです。銀行と比較しても遜色ないブロックチェーン技術を導入していて、そのセキュリティの高さで知られています。取り扱い仮想通貨の多さも売りの一つです。


【QUOINEX】
QUOINEXはすべての仮想通貨をコールドウォレットで管理するなど、高いセキュリティが魅力の仮想通貨取引所です。日本だけでなくシンガポールやベトナムにもオフィスを展開しています。


【GMOコイン】
GMOコインは取引手数料や口座開設が無料で、取引コストを最小限にできる仮想通貨取引所です。プロバイダやネット証券など、幅広くインターネット事業を展開しているGMOグループの傘下にあります。


【DMM Bitcoin】
DMM BitcoinはあのDMMグループが運営する仮想通貨取引所です。そのサービスを利用されている方も多いことでしょう。基盤のしっかりした国内仮想通貨取引所と言えます。タレントのローラが出演しているコマーシャルでもおなじみですね。


【BitTrade】
BitTradeは最先端の投資ツールが用意されているほか、24時間いつでも好きな時にトレードできるのが魅力の仮想通貨取引所です。2018年5月末にシンガポールの企業化により買収され、話題となりました。


【BTCBOX】
BTCBOXはセキュリティの高さが魅力の仮想通貨取引所です。操作性にも優れているので簡単にやり方をマスターでき、初心者にもおすすめの取引所といえます。


【Bitgate】
Bitgateはオリジナルの仕入れルートを持っており、仮想通貨を割安で購入できると話題の仮想通貨取引所です。買い付け量を日本円で決定することができ、非常に分かりやすくなっています。


【フィスコ仮想通貨取引所】
フィスコ仮想通貨取引所は最初に金融庁の認可を受けた業者の一つで、ビットコインやモナコイン等のほか独自のトークンも発行しています。また、Zaifと提携しており、そのシステムも利用することができるようになっています。

金融庁の認可が仮想通貨取引挑戦へのハードルを下げる

多くの仮想通貨取引所が設立され、どこが自分に最適な取引所なのか判断するのも非常に難しくなってきました。


そんななか、金融庁が16か所に認可を与えたということは、少なくともこれらから選んでおけば大失敗はしづらい、とみていいはずです。


この制度のおかげで、仮想通貨取引に挑戦するためのハードルが大幅に低くなったと感じています。


取引所によって取り扱う仮想通貨も違えばそのシステム、手数料等も千差万別。使ってみなければなかなか良し悪しも分かりません。


興味のある仮想通貨を取り扱っているとか、ホームページがみやすい、コマーシャルが好きなど、きっかけはなんでもかまいません。まずは今回紹介した仮想通貨取引所の中から気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。