Huobi10の特徴とは?メリットとデメリットを考える|仮想通貨のETFについて調べてみる




仮想通貨取引所Huobiが6月1日に開始した仮想通貨ベースの上場投資信託(ETF※)のHuobi10というサービスについてご存知でしょうか。 ひょっとしたらニュースなどで耳にした方もいるかもしれません。

「その特徴は?メリットとデメリットはどんなものがあるのか?」と気になったことでしょう。 とはいえ、まだ未成熟な仮想通貨市場では情報も一般にはなかなか出回りにくく、また投資方法が非常に複雑なものが多いので特徴やメリット、デメリットもわかりづらいのも現状です。

10はそんな初心者の人たちにおすすめできるサービスです!もちろんその特徴にはデメリットもありますが、それを補って余りあるメリットもあるといえるでしょう。

今回は仮想通貨取引所Huobiのご紹介に加えてHuobi10の特徴、そしてそのメリットとデメリットをご紹介していきます。

 

※ETF 特定の指数(例えば日経平均や東証株価指数など)に合わせて変動するような運用を目指して取引所に上場している金融商品のこと。     今回の記事では仮想通貨の指数(後述)に連動している金融商品と考える。

 

世界3位の仮想通貨取引所、Huobi

Huobi(フォビ)は世界第3位の取引量を誇る仮想通貨取引所です。

シンガポールの本社のほか、日本、香港、韓国にオフィスを持ち、2018年6月にはサンフランシスコを拠点に新たな仮想通貨取引市場を創設してアメリカ合衆国にも進出を果たしています。

2018年5月には仮想通貨交換所OKExの元CEOをグローバル事業展開部門部長として招聘したことで、サプライズを提供しました。

OKExは取引量では世界2位と、Huobiを上回っているライバル企業です。 そこのトップを引き抜くということは、OKExを超え、さらなる拡大を目指すという意思表示とみることもできるでしょう。

いずれは世界トップのBinanceをも脅かす存在となるかもしれません!

HuobiのETF「Huobi10」の特徴とは

金融派生商品であるETFは、その基礎となる資産(この場合は仮想通貨資産)の所有権を株式に分割する投資信託の一種です。基礎となる資産の価値に連動し、取引所の営業時間内にトレードすることが可能となります。

「Huobi10」と呼ばれるHuobiのETFは、Huobiが公開するマーケット指標に基づいています。加重平均計算の手法を使って、Huobiで仮想通貨テザー(USDT)と交換されるデジタル資産の上位10種をリアルタイムに追跡するものです。

ここで使われる仮想通貨テザーの特徴はその価値が米ドルとほぼ同等の価値だということ。1USDT≒1USDとなります。 他の通貨と価値を連動させていることから「ペッグ通貨」と呼ばれる通貨の一種であるテザーは、暗号通貨の利便性と法定通貨の安定性を併せ持った便利な通貨といえるでしょう。

特に初心者にとっては、仮想通貨の価値の計算が面倒だったりもしますし、価格が急落するリスクも怖いものです。その点、テザーなら専門知識がなくてもとっつきやすく、価格も安定しているので入門編としては最適かもしれませんね。

Huobi10のもう一つの特徴としては、購入の支払いが仮想通貨のみで受け付けるということ。

上記のテザーのほか、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、もしくはHuobiのネイティブトークン(HT)で対応。金額はアカウントごとに100USDTから1000万USDT(もしくは同等額の別の仮想通貨)までに制限されています。

Huobi10を活用するメリット

HuobiのETFのメリットは、なんといっても新しい投資家が仮想通貨市場に参入するのが容易だということでしょう。

仮想通貨の投資を始めたばかりの初心者にとって、個別の仮想通貨の値動きを追うのは非常に難しいものです。

しかしこのHuobi10なら、個別の仮想通貨の値動きを気にすることなく仮想通貨市場の全体的なトレンドに投資することができます。

まずは仮想通貨投資を俯瞰的に味わいたい、それから細かい投資をするようにしたい、といった慎重派の人にはぜひおすすめできるでしょう。

デメリットもそれなりにある

まずデメリットとして挙げられるのは、当局からETFが規制の必要な市場性のある証券とみなされていることでしょう。

まだまだ市場が未成熟なので、場合によってはこれからせっかく持っているメリットがなくなってしまうような規制がかかってしまうかもしれません。

次に挙げられるのは、テザー問題です。Huobi10が利用する仮想通貨テザーは米ドルと同価値を持つものですが、流通するテザーの総額が運営会社の保有する米ドルを下回っているのでは、との疑惑をかけられています。

これが真実であれば、仮想通貨市場が崩壊しかねない大問題です。その影響もあってか、Huobiは2017年12月に日本の大手金融機関SBIホールディングスと提携を発表しましたが、翌年4月には早くもそれを解消してしまいました。

SBIホールディングスの側から見て、Huobiになにか大きな問題が見つかったのでは・・・なんて勘繰りもしてしまうところです。Huobiを利用するのなら逐一ニュースを確認した方がいいかもしれません。

まずは勉強用とみるのが吉か

HuobiのETF、Huobi10は初心者でも非常に扱いやすく、仮想通貨市場の盛り上がりに合わせて興味を持った人の入門編としてもおすすめできます。

しかし、テザー問題にせよ、SBIホールディングスが1年にも満たずにHuobiとの提携を解消したことを見ても、不安要素が多いのもまた事実です。

ひとまずは仮に失ったとしても大きなダメージがない金額を投じて、仮想通貨投資の勉強のためにHuobi10を使うと割り切ってみるのもいいかもしれませんね。